2016年3月25日金曜日

ハーモネーター。私にとっては馬の耳に念仏。

止せば良いのに、FIDELIXのハーモネーター SH-20Kを手に入れた。(※同社サイトのPDFはコチラ)
「人間には聴き取ることができないとしてCDではカットされている20kHz以上の成分を付け加えることで、CDの音をナチュラルに。長時間聴いても疲れにくい、優しく心地よい音にする」という触れ込みの物。1994年11月発売で92,000円とくれば結構な代物。
ハーモネーター FIDELIX SH-20K
効果が見られれば通常システムに組み入れるし、ダメでもスーパーツィーターにつなげば良いかと思い入手し、試してみた。

先ずはCDOPからデジタル接続したDACからの出力を入力。
ん?・・・全然解らない・・・。まぁ、もとより聴こえない領域だから「聴こえなかった音が!」というものではなく、雰囲気が変わる、はず、と思って何度か聴くけれど・・・解らない。五段階のスイッチを切り替えてもダメ。もしやと思い、パワーをOFFにすると音が出なくなるから間違いなく通電はしている。ん~・・・。

それじゃあ、スーパーツィーターだけで試してみよう。
全然解らない・・・。以下同文。

惨敗でした。
年齢と共に高域が聴き取れなくなっているから?
そもそも機器の問題?
ま、前者でしょうね。

翌日、再挑戦を敢行。
少し大きめの音で、金管華々しいチャイコフスキーの「1812年」をぶっ放す。
あーなるほどね。今度はわかる気がします。
「ノイズが増えるだけ」と感想を述べている方がネット上にもいらっしゃいますが、確かにそんな感じにも聴こえます。「ニュアンス」と評するか、「ノイズ」と断ずるか、微妙なところです。もろ手を挙げて万歳三唱、というわけではなさそう。

いずれにしても、まぁ、耳の衰えを目の当たりにして落胆したお買い物でした。

2016年3月16日水曜日

“アクティブ・ノイズ・キャンセレーション”でDC電源をクリーンに。

先日、中村製作所のスイッチングACノイズフィルターNMMB02導入記をアップしましたが(※過去記事はコチラ)、先日“HIGH RESOLUTION FESTIVAL”にて同様の使用法となる“iPurifier DC(※公式サイトはコチラ)”について、iFi audioの方に話を伺えました。(※HIGH RESOLUTION FESTIVALについてはコチラ)
HIGH RESOLUTION FESTIVAL at SPIRAL

曰く、
  • 多くのノイズフィルターはフェライトコアを噛ます物で、「音が面白くなくなってしまう」と多くの方が仰る。
  • しかし、iPurifier DCは“アクティブ・ノイズ・キャンセレーション”という方式。
  • ノイズの逆位相の波をぶつける、言うなればノイズキャンセリングヘッドフォンと同じ方式なので、ノイズだけを減衰させることができる。 
とのこと。
iPurifier DC(iFi audioサイトより)
「ノイズフィルターをDACに繋いでもあまり効果がみられず、NASに繋いだら凄く効果があった」とお話しすると、「そういう方が多いけど、iPurifier DCならDACに繋いでも驚くほど効果が出る!」と、自慢されていました。
基本的にプラグの径を合わせるだけで、オーディオ用とだろうがノートPCだろうが、使い場所を選びませんし、非常に興味がありますねぇ。さて、どうしよう・・・。

2016年3月13日日曜日

またもChordケーブル。

大好きなChord Companyのケーブル。(※本国の同社サイトはコチラ、日本の輸入代理店アンダンテラルゴ社のサイトはコチラ)

以前、audio union御茶ノ水アクセサリー館の方と話していて、
  • 私:「Chordケーブルが好きなんですよ」
  • お店の方:「ああ、イイですよね」
  • 私:「でも高いのはべらぼうで、買えないですよね」
  • お店の方:「ところが高いヤツは、悔しいけど値段の分、イイんですよ、これが」 
というやりとり。うぅ、何時しか高いモノを聴いてみたいと切望するように・・・。

と言っていたら、またも発見してしまいました。「Chordケーブルの高いモノ」と言えばSarumシリーズとか、トップランクは1mで64万円と言う、もう訳の解らない世界があるのですが、もうそこは夢の夢として、発見したのがCadenza Referenceシリーズ。(※コチラ)。先日ゲットしたCHORD COBRA VEE3(※過去記事はコチラ)の一つ上のグレードです。
「なーんだ」という叱責が聞こえそうですが、それでも1mで45,360円。「1万円グレードアップ」を目指す私にとっては高嶺の花。これが、0.5mというイレギュラーサイズで9,980円で出品されていた(Fijiya Avicにて)。同社では@0.1m 1,200円(税別)で換算しているようなので、38,880円! 即、購入。
Chord Cadenza Reference(アンダンテラルゴ社サイトより)
従来の環境(クロックコンバーター経由のデジタル系とTERZO V2のアナログ系)と併存させ、いざ試聴。
先ずは、小澤さんのローマ三部作。金管の響きが前面に出る曲ですね。
おっ。音の傾向がTERZO V2と似ています。切り替えても「どっちだっけ?」と思うほど。音の厚みやゆったりさ、そして金管の響きも。
ではSACDは、と言うことでLipkindによるバッハの無伴奏チェロ。
此方は微妙な違いが出ます 。残響音はTERZOの方が多く感じます。余韻が長く続きます。一方でチェリストの姿がより前方に浮かび上がってくる。太さはほんの少しTERZO。
HEIFETZのFinal Recitalを聴くと、一音一音の歯切れがChordの方が良いことが解ります。それが残響音の違いに出るのでしょうか。
Rod Stewartの昔の録音はどうか。ボーカルの生々しさがChordで、全体的なボリューム感はTERZOかな。
うーん、どっちが好みかと言うと、僅差でChordに軍配、でしょうか。あくまで我が家のTERZOは自作ですので悪しからず。オリジナルがどうかは不明ですが、元値の違い考慮すれば、TERZOは健闘しています。
しばらくは両方聴き比べを続けることにしよう。

2016年3月8日火曜日

デジタルケーブルのその後

新たなデジタルケーブルを入手した。
それは「柳田オーディオケーブル」という物(※同社サイトはコチラ)。
ヤフオクで発見した案件で、知らない会社だったけれど、何らかのこだわり抜いた代物は信じてみる私。既にサイトに掲載されていない前衛機種だが、競争相手もなく6,000円で入手。おそらく20,000円程度はしたんでしょうね、元値は。
右:柳田オーディオケーブル、左:サウンズ・ナカムラケーブル、手前:クロックジェネレータ
前の持ち主の方もクロックケーブルとして使用されていたそうで、私もクロック用に使用していた三菱電線の銀線と交換します。
大きな変化はありませんが、若干深みというか“どっしり感”が増したかな、という感じ。
■クロックジェネレーター→[柳田オーディオケーブル]→クロックレシーバー
■CDP→[三菱電線]→クロックレシーバー→[DH Labs]→DAC→[Chord]→AMP
という組み合わせに落ち着いた。CDP→[OYAIDE TERZO V2 自作]→AMPのアナログ系統と比べ、音の明瞭さ、億位機関の違いが明確になり、満足!
ちなみに、 日本オーディオDG-5000Gは、DDC→DACの経路に落ち着いた。

さて、柳田オーディオケーブルの前の持ち主の方から「馴らし」について情報をいただきました。柳田オーディオケーブルのサイト内で紹介されている内容です(※コチラ)。ケーブル自体の「バーンイン」だけでなく、システムとの「馴染ませ」に多くの時間が必要とか。こんなに時間を要するのであれば、比較試聴できないですね。
ということで、上記内容も、「只今絶賛馴染ませ中」の感想ですので悪しからず・・・。

2016年2月22日月曜日

スイッチングACノイズフィルターの使い処。

かつて記載のように(※過去記事はコチラ)、CDPからのデジタルアウトを接続するDACとしてStyle Audio CARAT-SAPPHIRE (※AVwatchの紹介記事はコチラ)を使用している。しかし例によってACアダプターが貧弱で若干気になる。もちろんメーカーも安けりゃ良いとは思っていないだろうが、そこはやっぱり・・・。で、発見したのが、BusPowerPRO用のオーディオACアダプターで有名なFIDELIXのFL-AC-st1(※ZIONOTEのサイトはコチラ)。うーん、1万5千円弱はなぁ。BusPowerPRO用の物(FL-AC-zn1)は電圧も端子径も合わないし・・・と悩んでいたら、世の中にはあるもので、中村製作所のNMMB02(※同社サイトはコチラ) 。私好みのツールを出してくださる大好きな会社ですが、このNMMB02は機器付属のACアダプタを繋げば電気を綺麗にしてくれるという逸品。発想が素晴らしい。そしてこれがaudio unionで中古で出てくるからもっと素晴らしい。10,080円のところ5,400円!
NMMB02(同社サイトより:現物はケーブルが白色でした)
但し、変換ジャックが必要となります。Style AudioのDACのDCジャックは外径3.4mm内径1.4mmで、NMMB02の径はインもアウトも外径5.5mm内径2.1mm(内径2.5mmのアダプタは付属している)ですから、かなり異なります。
いそいそと秋葉のガード下に出向いて、ほぼ同じ定格のACアダプターや5.5→3.4の変換ジャックを買ったり、翌日再び足を運んでパーツ類を仕入れて変換ケーブルを半田付け自作したりと、あれやこれやと奮闘努力。「じゃあ、最初からFIDELIX買えば?」という内なる声を無視していざ試聴します。
・・・「あんまり変わらないや」・・・。
静寂感が高まるとか、高域の伸びが・・とか顕著な違いを期待したのですが、結果は微妙なところ。プラシーボを自認しつつ、高音の煌めきや無音の凄みは増した、かな?でも音が落ち着いたというのか大人しくなったというのか・・・。元々電源の環境には気を付けているから差が出にくいのかしら?ま、いいや。楽しかったから。これ以外にも使い回せるし、あって損はない製品ではないでしょうか。

と、半ば諦めながら終わらせようとした時、「NASの電源に使ってみたら」と、ふと気づきます。NASはio data(正確には“挑戦者”)「Rock Disk Next」。アダプタの口径は5.5。早速に試してみると、違いは顕著!高音の密度は増してキツさも和らぎ、音場も立体的に膨らみます。コチラの方が断然「あり」です。思いもよらぬところで落ち着きました。

そういえば最近発売されたiFi AudioのiPurifier DC(※同社サイトはコチラ)も同様のコンセプトですね。ちなみにこちらは「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」と称し16,000円ですが、3.5 x 1.35mm用のアダプターも同梱されているそう。因みに、このアダプタだけ欲しくなって、ダメもとで問い合わせしましたが、販売できないとの回答でした。
iFi Audio iPurifier DC(同社サイトより)

ついでにもう一つ。
バイブレーションキラー STB-1(※SOUND MAGIC社サイトはコチラ)!
バイブレーションキラー STB-1(SOUND MAGICサイトより)
「サウンドキラー」と来たもんだ。強そうなネーミング。
機器の天板とラックの棚板の下部を結ぶことで、機器と棚板の両方の不要振動を抑え込むそうで、こんな設置法もあるそうです。
逆転の設置法(SOUND MAGICサイトより)
なんか楽しそうでしょ?audio union御茶ノ水アクセサリー館の店頭で拝見し興味を持ちました。これまた中古が出ていて5,400円のところ3,500円。御覧のように4種類の支柱(20mm30mm50mm80mm)が付属しており、31mm~105mmの間隔の場所に対応可能だとか。
パッケージ内部(下部が四本の支柱)
喜び勇んで家に帰ったら、なんと我が家のCDPの上部には20mm程度の隙間しかなかったことが判明しました・・・。ヘンなオチでナサケないのですが、次なる出番の時を楽しみにしております。

2016年2月15日月曜日

デジタルケーブル較べのために。

 我が家にもデジタルケーブルが各種揃ってきました。これ等を適材適所、ベストな組み合わせで活用したいなと思い始めました。
  • 日本オーディオ:DG-5000G(※同社後継機種のサイトはコチラ)
  • オルトフォン:7N・SDL-001(※Philewebデータベースはコチラ)
  • SAEC:STRESS FREE DIGATAL-6N
  • Pro Cable:ベルデン 1506A(※同社サイトはコチラ)
  • オヤイデ:AS-808B V2(※同社サイトはコチラ)
  • 三菱電線工業:BW58(※同社企業サイトはコチラ(当該機種の掲載は無い))
  • サウンズ・ナカムラ
  • (飛び入り参加のアンテナケーブル)AVINITY:AYAT/LA(※輸入商社「yukimu」サイトはコチラ)
  •  DH Labs:D-750(BNC/1.0m)(※同社サイト(販売サイト?)はコチラ)
使用箇所は「クロックジェネレーター→クロックレシーバー」「CDP→クロックレシーバー→DAC」という経路の途中の三箇所。先ずはクロックケーブル(クロックジェネレーター→クロックレシーバー)から試聴を開始します。ネット上では「ものスゴク違いが出る」との記述があるのですが、以前、Pro Cableからオヤイデに変更した際の印象はそれほどではなく・・・。今回はもっと真面目に聴き比べしました。
 上記ラインナップの後半の6種を試します。Pro Cable(ベルデン 1506A)は同社にクロック用の最適品はと問い合わせたところ薦められた線種。オヤイデ(AS-808B V2)は同社が「クロック用」と謳っているもので、これを常用中。三菱電線工業(BW58)はヤフオクでゲットしたもの(BNCケーブルは競争相手が少なくて良いですな)で銀線ながら1,700円で入手できました。 クロックは長さに影響を受けやすいと聞くので1.5mとちょっと長いのが残念ですが、どうでしょう。サウンズ・ナカムラ(素材不明)は「クロックにはこれ!」という中村さんの絶対の自信によりクロック用として購入した物で日頃はDAC(X-DP1)に向けて使用しているものです。最後のAVINITYは間違えて購入したアンテナケーブル。同社はPhilewebでも特設ページを設けていますが(※コチラ)、ドイツでは非常にメジャーな会社のようで、「安くて高品質」がウリだそうです。F接栓変換ジャックを装着して参加させました。そして最後にDH LABS。元値は二番目に高額ですが、BNCケーブルなので中古はお手軽でした。アメリカのスタジオエンジニア御用達のケーブルで「特別に研磨され たシルバーコート高純度OFHC単線導体は、DHラボの誇るAir Matrix誘電体で分厚く包み込まれ(同社サイトより引用)」ているそうです。「クロック用」とは謳っている物ではないのですが、折角のBNCなのでクロックケーブルとして試してみます。

 さあ、改めて比較してみた結果です。曲は賑やかな管楽器で始まる「ローマの松(小澤征爾さん指揮(小澤さんグラミー賞おめでとうございます!!))」
 まずは常用のオヤイデからPro Cableに変更。滅法明るい、但し少し軽薄。高音が明るすぎるのかしら、薄っぺらく感じてしまう。続いて三菱電線。私は銀線は初めて。「音がキツくなる」という人もいらっしゃいますが、わたし的には高音の響きも太さも前の二つより好印象。そして中村さんケーブルは、贔屓目もあって一等賞!最も高音部の伸びがありつつどっしりしている、気がする。径や硬さは違うけれど、音の傾向は三菱電線と同様なので、中村さんケーブルは銀線なのかな?? 続いてAVINITYは予想外に善戦。解像度には若干欠けますが元気が良く厚みはあり、価格を考えると結構な物です。そしてDH Labs。うーん、これも良いです。パッと聴きでは、大人しいのですが、奇麗にキチンと繊細に再現するイメージでした。

 続いて「クロックレシーバー→DAC」の経路です。
クロックケーブルはPro Cableにし、敢えて「クロック用」と謳っているオヤイデも参戦させてみます。
 しかし、クロックレシーバーCCV-5のデジタル入出力端子はBNC・RCAがついているのですが、一方のCDPやDACはRCA。このため変換ジャックが必要となり、少しでもクオリティを追い求めたい、と思って探したところ、発見したのがCANARE製品。BCP-RCAJ(BNC♂-RCA♀)、BCJ-RCAP(BNC♀-RCA♂)(※同社サイトはコチラ)
CANARE 左:BCP-RCAJ 右:BCJ-RCAP(同社サイトより)
同社サイトに「信頼性を求められる用途にも、自信を持っておすすめします。」との記載もあるし、「端子もしっかり作ってある」とのオーディオショップの記事もありましたし、CANAREですから、信じましょう。実際に現物を見ると、なかなか良さ気でした。こういった商品でいつもお世話になるサウンドハウスでBCP-RCAJもBCJ-RCAPがも432円・・・なのですが、BCP-RCAJと間違えてトモカ無線のBNCP-RCAJ(259円)を購入してしまいました。型名までそっくりで、間違えてしまいました。悔しいところですが、トモカ製も丁寧に作ってある感じなのでまあ良いかと。

 さてさて、聴き比べです。結果的にはDH Labsの勝利。クロックの比較の際と同様に、Pro Cableは明るく軽く、オヤイデは若干もったり(落ち着いていると言えば落ち着いてる)。SAECもオヤイデに似た傾向で、オルトフォンはSAECよりは少し厚みが出て。そして、三菱がパッと聴きで音が立体的になって煌びやかでもあり厚みもあり。日本オーディオは三菱を少しだけ控えめにした感じ。AVINITYは一瞬厚みが出た感じなのですが、やや粗い。そしてDH Labsは若干控えめに聴こえるのですが、その実、きめ細かな再現性、特に静寂時の微かな音の表現力が素晴らしく、何より前後奥行き感が増したところが最も満足です。

 「CDP→クロックレシーバー」の部分が中々取り換えにくい構造になっているため、この辺りで精も根も尽き果て、「エイや」で暫定版として決めたのが、「クロックジェネレーター→[AVINITY]→クロックレシーバー、CDP→[三菱電線]→クロックレシーバー→[DH Labs]→DAC」というセレクト。正直言ってだんだん解らなくなって来てしまっているのですが、音の広がりが出て繊細にもなり、「良くなった」と信じることにします。クロックケーブルはオヤイデとAVINITYとの比較でしたが、煌めきでAVINITYに軍配を上げたけれど、今一つご不満。「クロックレシーバー→DH Labs→DAC」は決まりとして、ここでもう一つの選択肢として「クロックジェネレーター→[三菱電線]→クロックレシーバー、CDP→[日本オーディオ]→クロックレシーバー」を念のため試してみることに。すると、大きな変化とは言えないのですが、これが一番しっくり行く感じです。

 ひとまず決着させますが、クロックケーブルはもう少しお気に入りを見つける努力(1万円未満で)が必要かもしれません。オヤイデの銀ケーブルDB-510(※コチラ)か、それともAirbowのクロックケーブルMSC-060(※コチラ)か、はたまた今回気に入った三菱電線のいつも売り切れCX-1(※コチラ)か、 「銀線」でググっていたら発見したSoundHouse輸入のZAOLLAのZBNC103(※コチラ:3,888円とは安っ!!)、といったところが候補ですかね、今のところ。
いずれにしても、ProCableが総て一気に補欠になってしまいましたねぇ。価格の割に本当に健闘してくれるのですが・・・。

2016年2月13日土曜日

オーディオにとって “消磁 (DEGAUSS)” は必須作業 (?! )

オーディオにとって「帯磁」は大敵。実際のところ気にしていなかったけれど、そう言われると気になり、そんな気持ちになってしまう。
「消磁用CD」なるものも存在します。音を出すだけで磁界が変わるものか?と疑問も感じるけれど買ってしまう悲しさ。エージングもしてくれると言うのですが、やってみても効果は不明のまま。
さてここで「DEGAUSS」登場。強そうな名前の響きだが、要は「消磁」(そのまんまじゃないか・・・)。
オーディオメーカ としては聞き慣れぬ会社ですが、静岡にある「愛和」という企業(※コチラ)。
現在は第二世代だが、初号機を例によって中古でゲットしてみました。二号機の方が効果があるということだけれど中古市場で見かけないため、初号機で手を打った次第。1分強でフェードアウトして終わる「消磁モード」と、ずっと同じボリュームで切るまで続く「エージン ・モード」、更には通常モードとサブウーファー・モードもあります。
早速試してみると、最初の印象としては変化が「?」という感じだった(※過去記事はコチラ)が、その後の印象としては、端的に言えば音が軽くなる。確かに精細度が高まるのだが、それ以上に軽~い感じ。うーん、「それが本来の音」と言われてしまえばそれまでですが・・・。

さて、その「DEGAUSS」の試聴会がaudio unionお茶の水アクセサリー館であるとのことで出向いてみました。
audio union 試聴会場
先ずは新製品情報。(※同社商品ページはコチラ、当日配布資料はコチラ)
「サウンドコンディショナー」と称していますが、聞けば、試聴したあるショップの方が命名されたそうな。確かに消磁だけでなく、ADコンバーターがついており、単なる「消磁器」の域は超えています。

従来機との違いは以下の如く。
  • デジタル出力端子(コアキシャルと光と両方)がついている。(アナログの音をADコンバーターでデジタル化しており、アナログ出力の方が周波数帯域は高音部に広くとっており、おススメだそう。)
  • モードは3つあり、1.業務用システム、2.ピュアオーディオ、3.ヘッドフォンを想定した用途で、発信する周波数が異なる。
  • 消磁の際の音はずっと優しくなった。(モードによって違いあり)

要はハイレゾの流行に合わせ、デジタル対応にしたのと、効果をより高い周波数に上げたそうです。その結果、価格もサイズ(体積)も8倍程度になっております! 愛和の方曰く、「自然なサウンドを醸し出すADコンバーターも内蔵して常時使用できるようにした」とのことですが・・・。

試聴会は、デジタル入力端子がついたCDプレイヤーを使用し、先ずはそのままCDを流し、次にそのままの環境で消磁した後、同じ曲を流すという手順。試聴盤は石川さゆりさんのStereoSoundのマスターCD-R(※コチラ)。
消磁は3つのモードの内の「2」で行います。その結果は、傾向としては我が家で感じたのと同じもので、音が軽くなります。特に高域が確かに軽くはなりますが精細度は上がっていて響きも美しい。初号機以上の効果かもしれません。また、中域のもたつきがより軽くなった印象が強いです。我が家では中域の変化はあまり感じられなかったので伺ってみると、初号機の中域への効果は若干弱いとか。一応印象通りと安心しました。ただ、別の参加者の印象では消磁前の方が良かったとのことで、上記のように私が我が家で感じたのと同じ傾向の印象なのだと思われます。

試聴会は続けて「3」のモードで消磁をかけてみます。既にある程度の消磁が終わっているから変化が少なかろうと思っていたのですが、結果は高域の軽さが若干緩和されたような気がします。隣の方は「3」の方が違いが明確だとの感想だったのですが・・・。「2と3で音が変化するということは、2でやっても帯磁はゼロになっていないということ?」という疑問が生じますが、その辺りのメカニズムははよく解らないそうです。
この他、低音ズンズンのフュージョンとオーケストラも同様に試聴しましたが、フュージョンの低音は見事に低減。確かに一音ずつ明瞭にはなっているが、如何せん軽くなり迫力がなくなる。「ズンドコが良かったのに」と言う方には残念な結果だろう。オーケストラは4回目の消磁作業となることもあってか、あまり変化は感じられませんでした。
ビンテージのシステムでそのサウンドがお好みの方は使用しない方が良いだろうとのことですが、確かに薄っぺらな音に変化したような“気”がしてしまうのが辛いところです。

ここで、会場で得られた情報をいくつか。
  1. 消磁用のCDとの違い
    CDは様々な周波数の音を低いものから高いものへと順にスイ―プさせている。一方DEGAUSSは、同時に複数の周波数の音を同時に流していることと、順に音を減衰させて、キチンと消磁しているのが大きな違い。
  2. 「帯磁」「消磁」のメカニズム
    電流が流れると次回が生じ、それが永久磁石のように、電源を切っても残ってしまう。帯磁すると、周波数によって時間のずれが生じ、音が濁り、定位がボヤけてしまう。そこで+側-側に同じ振れ幅になる音を流し、さらにそれを次第に出力を絞ることで次第に帯磁が消えていく。(※二号機の技術資料はコチラ)
  3. 使用頻度と再生ボリュームについて
    システムによって異なり、敏感な方であれば、天候にも左右されるが、通常は一週間に一回と申し上げている。少なくともシステムのマイナスにはならない。
    また、消磁の際の音量は、通常音楽を聴いている際の大きさで良いとか。大きい方が良かろうと、何時もデカい音で鳴らしてましたが意味がなかったようです。
  4. モードによる違い
    4つの周波数を同時に出力しており(従来は3つ)、その組み合わせによって音が変わるため、そこで開発者の官能テストの結果で組み合わせる周波数をチョイスしたそうです(具体的な数値は秘密)。だいたい8割の人が「2」を選ぶそうで、イメージとしては「2」は広がりがより出るようになるので、オーディオシステムをキチンとセットしてある方に向いており、システムによっては広がり過ぎることがあり、その際は「3」を使用して欲しいそう。
  5. その他
    帯磁は特にカーオーディオで酷いため、車のRCAインに繋いだり、トランスミッターやBluetoothで繋いで消磁すると効果絶大とか(ただし、24Vには対応していません)。
    また、ギターも帯磁しやすく、消磁するとピッキングの音が明瞭になるため、あるミュージシャンは演奏する度に消磁するそうです。

audio unionの試聴会としては珍しくガラガラでしたが 、“消磁”というものがまだ一般的ではないのでしょうね。愛和の方のお話だと1、2時間程聴いたら「もう帯磁してきた」と分かる方がいらっしゃるそうで、そういう方々には必要なのでしょう。その効果の程はともかく、この価格では申し訳ないですがDEGAUSSに手が出なかったでしょうね。私はせっかく購入した物があるので、忘れた頃、奥さんが居ない時を見計らって「ブォーン」とやってます。ショップでの貸し出しも検討されているそうですが、ご興味がある方は二号機を手に入れてみるのも手かもしれません。