2015年9月21日月曜日

DSD編集ソフト(無料)。

SACDの流し録りをして「一々ポーズするのが面倒だし、DSDは編集できないからやむを得ない。」と思っていたが豈はからんや!できるのですね。知りませんでした。

ググってみて、こちらの記事で知りました。(※AVwatchの記事はコチラ
夢のようなソフトは「TASCAM Hi-Res Editor」(※コチラ)。なんと、DSD 11.2MHzやPCM 384kHz/32bitなどにも対応したオーディオ波形編集ソフトです。(※ダウンロードページはコチラ
「TASCAM Hi-Res Editor」

若干戸惑う部分はありますが、マニュアルもあるし、無料ですから。
キチンと書き出しできました!

素晴らしい!!
TASCAMさん、ありがとう!

しかし、ここで注意が。MR-1は1Gでファイルが分割される。例えば、「DSF_0010_001.DSF」「DSF_0010_002.DSF」といったように別ファイルになるのだ。ちょうど良い切れ目で区切られるのではなく容量で、曲途中でも自動的にぶった切られる。AudioGateなどでファイルを読み込むと一つのファイルとして認識されるから良いのだが、TASCAM Hi-Res EditorのCombine機能を使っても、どうしても切れ目が判ってしまう。
MR-1の取説を見ると「ファイルサイズが1GB未満の時でも録音時にポーズ(一時停止)すると分割ファイル化される。」とあるので、曲が跨りそうな時には注意が必要のようだ。因みに1Gは大体17分前後。因みに、先にCombineして一曲に纏めておいてから曲毎に分割すると切れ目は判りにくそうです。
その他にもAutoモードで録音すると、最初の音が大きな場合は歪んでしまう、など、幾つかテクニックが必要ですな。

これで折角録音してきたファイルが使えると、いそいそと分割を繰り返し、ご満悦であったが、やっぱりSACDプレイヤーを繋ぐ方がラクチンなのは言うまでもなく・・・。複雑な心境。

2015年9月19日土曜日

SACDのデータ化作戦

KORGのMR-1(※メーカーサイトはコチラ)を入手した目的の大きなものが、PS3亡き後のSACDのデータ化。
SACDプレイヤーを実家に置いてあったため、実験が遅くなったがその結果をば。


SACDプレーヤーはYamahaのDVD-S2500(※メーカーサイトはコチラ)。DV端子でアンプに繋いでみたくてゲットしたもので、SACDプレイヤーとして優秀なわけではない。

MR-1のLine入力はモノ・ミニプラグという特殊なものだけに、中村さんに作成いただいたRCA→モノ・ミニ単頭ケーブル(確かBelden)を持参し、いざ実家に。実家では電源環境は今一つだが、SACDプレイヤーのOUTPUTに直接ケーブルを接続して録音開始。
手間もかかるので録音レベルはオートにて、流しで録音です。ハイブリッドではないSACDのみのオーケストラと、ハイブリッドのStereoSoundの菅野さん監修SACDを収録。

家に帰り、ミニ→TypeAのUSBケーブル(WireWorld)を繋ぎ、データをPCに。
さて試聴だ。
結果的には中々良いかも。
先日、リッピングしたCDの再生を同じく中村さんケーブルを使ってMR-1で収録して聴き比べして(※過去記事はコチラ)、その時は唸ってしまったが、今回はまずまず?

さらに聴き比べは続く。
 ・MR-1で収録したもの(DSF2.8MHz)
 ・SACDをリッピングしたもの(DSF2.8MHz)
 ・CDとしてリッピングしたもの(FLAC44.1kHz)
この3種類を比較すると、結論としては、
SACDリッピング(DSF2.8MHz)>MR-1収録(DSF2.8MHz)>CDリッピング(FLAC44.1kHz)
ある意味予想通りではあるが、MR-1収録は健闘している。SACDリッピングには及ばないが、明らかにCDリッピングは凌駕。どちらかと言うとSACDリッピング寄りのクオリティだ。音の深さ、音数の多さ、高音の響き等、総てにわたってCDクオリティを凌駕している。ちょっとうれしいかも。

ただ、ご存じのようにDSDは編集できないから(※注:後記)一曲ずつ録音しなければならないし、ポーズ解除のタイミングやら、後での曲名入れなど、本当に面倒なのですが、光明が見えた、という感じでしょうか。
一番手っ取り早いのはSACDプレイヤーを繋ぐことなのは言うまでもありませんがね。

※注:DSDの編集ができるんですね!→※コチラ

2015年9月12日土曜日

DDコンバータの効果や如何に。

成果が顕著ではなかったSRC2496と外部クロックの導入顛末。(※コチラ
うーん、DAC経由でのデジタル入力が一因かなぁ?・・・責任転嫁も甚だしいことを自覚しつつ、結局は単に物欲に負け、続けてDDコンバータの導入を決意してしまう。
今やDACは多様なバリエーションで盛り上がっておりますが、DDCはあまり種類がありませんね。本当はDDCにも外部クロック入力端子が欲しいけれど、これも難しそう。取り敢えずDigiFi15号の附録で試そうかと思ったら完売だし。で、結局、ifI-audioのiLinkをチョイス。(※公式サイトはコチラ
先日のオリオスペックでのiDSD2の視聴会で代理店の方が「USBのインターフェイスのプログラムもオリジナルで書いている」とか仰っていたし、ジッター除去に命をかけてるようだし、金額的に他の中華勢と大差ないし。そして、丁度フジヤ・エービックに中古が出ていて店頭受け取りすれば奥さんにバレないし・・・。また散財、29,500円也。
iFI-Audio iLink (同社サイトより)
先ずはバスパワーで素直に接続します。とは言え、そもそもSOtMのUSBカード(※公式サイトはコチラ)を装着しているので環境は良いはず。電源も敢えてACアダプタから供給しているし。ifI-Audio推奨が「短いUSBケーブルを使うこと」なので、別冊ステレオサウンドの附録四本の中からお気に入りのZONOTONEをチョイス。

比較する際に切り替え易いように、オプティカル・ケーブル(Audioquest)で接続。 DS-DAC-10の同軸出力と比較するも・・・うーーん、またまた微妙。もっと期待したのですが・・・。
でも、外部クロック入力の効果が、DS-DAC-10経由よりiLink経由の方が顕著に現れる気がするし、高域を中心に音がクリアになるので、iLinkを常用したいと思います。
昨日のon and onでの試聴会を振り返ってみても、トータルである程度のクオリティがないと違いは明確に出ないのかなぁ。そろそろ我が家のシステムの限界だなぁ・・・。
我が"迷走システム"最新図

Audio Accessory誌 発売記念イベント開催。

またもや無料試聴会。申し訳ないです。これだけ試聴会に出向くと、「あ、あの人以前・・・」という方をお見かけしますね。

今回はAudioAccessory誌158号発売記念イベント。場所はDynaudioで有名な「on and on」。(※イベント告知はコチラ
様々な会社がデモを行うのですが、私はSAEC(電源ケーブル)とNanotec Systems(スピーカーケーブル)さんのデモだけを拝聴しました。

先ずはSAEC。内部の配線もPC Tripleにしたという電源ボックスTAP-Cute6(※公式サイトはコチラ:49,000円)。講師の方(当初予定の林正儀さんじゃなかく、柴崎さん?)が「生産は光城精工ですね」と仰って、アシスタントをされていた方が「言っちゃってイイんですか?」と絶句してましたが、確かにデザインが光城ですね。さて、音は本当に違いました。PC -TripleCらしい音で、前に張り出す音圧。それまでは試聴会室備え付けの寄せ木のボックス(コンセントはPSオーディオっぽかった)だったのですが、別次元。お見事!おいでになっていた歌手の井筒香奈江さん(※コチラ)のご感想は「刺さるくらいに音が来る」「スタジオで歌っている時はこんな感じで聞こえている」と仰っていました。
さて、続いて本命の電源ケーブル三本勝負。
先峰、PCOCC-AのPL-6000(※コチラ:57,000円(以下も1.5mの価格))。
次峰、PC-TripleCのPL-7000(※コチラ:60,000円)。
大将は同じくPC-TripleCのPL-8000(※コチラ:95,000円)。
一本目。音が柔らかくなったなぁ。中域がゆったりして高域も丸くなった感じ。
二本目。うわ、PC-TripleCらしい音。でも嫌らしくはない。井筒さんが「湿気た感じ」と仰っていたが、「潤いをたたえた音色」と仰りたかったよう。正にそんな感じ。
三本目。確かに変わったけど、さっきの変化の方がインパクト大。こちらは、より緻密さが増します。よりチェロの音のボーイングが鮮明になる感じ。ここで講師が一言「プラグで大きく音が変わる。ケーブルよりプラグという人がいるくらい。」と。ケーブルの違いでの音の変化を試聴しているのに身も蓋もない・・・。
さてこれでSAEC終了。次のプログラムであるNanotecのスピーカーケーブルに移るはずなのだが、SAECはご担当がいらっしゃらないのを良いことに(?)、Nanotecのご担当(社長?)が何かゴソゴソ。何と予定外で電源ケーブルを取り出します(PowerStrada8J※コチラ(PDF))。SAEC vs Nanotecの一本勝負です。うーん、確かに違うんだけど、好き好きかなぁ。Nanotecの方がよりウェットな感じ。個人的にはNanotecに軍配を挙げますが・・・。

さて、スピーカーケーブルをNanotecのSP308SY(※コチラ(PDF))に替えます。本来電源ケーブル用のものをスピーカー用に転用したものだそうですが、何でもかんでも電源ケーブルを転用すれば良くなるわけではなく、このケーブルだけだとのこと。しかも三本の線の内の二本をマイナス側に使った方が良かったそうで、それがこのセット。Nanotecお得意のコロイドも、ケーブル毎に配合を変えているそうです。試聴すると音色は超ウェット。粘る粘る。チェロの音は素晴らしかった。でも、その後の井筒さんのボーカル部分はちょっと粘っこ過ぎて、私は前のケーブルの方が好きかも。因みにご当人の井筒さんは「さっきのケーブルより微笑んでいる感じに聞こえる」とのご感想でした。
続いて未発表のLineケーブルとスピーカーケーブル(#777"GREAT"※コチラ(PDF))も試聴しましたが、これ等は比較的オールマイティな感じでした。何時もLineケーブルにHiFCのNanotecケーブルを使ってますから馴染み深い傾向といった感じでしょうか。

その後、井筒さんのサイン会もやっていましたが途中で失礼させていただきました。帰り際にエレベーターで井筒さんとご一緒したので「どのスピーカーケーブルが一番お好きですか?」と伺ったところ、NanotecのSP308SYだそうです。私とは異なる印象ですが、ご本人が仰るのですから・・・
いずれにしても違いが明確に出るのは、やっぱり良いシステムだからなのかなぁ。うちでは無理かも。

で、本日の参加賞はこれ。
OPSOLUの端子クリン

2015年9月6日日曜日

DSDダビング。・・・ MR-1で挑戦!

KORGのポータブルDSDレコーダー MR-1でDSDダビングしてのクオリティを試してみた。

DAC(KORG DS-DAC-10)からのRCAケーブルを、エーワイ電子の分配器ECD-1(※同社サイトはコチラで分配したものを、必殺中村さんケーブル(RCA→mini単頭)でMR-1のLine入力に。これでPCで再生した音楽をDSD録音(ダビング)してみました。
P3(改)が壊れた今、SACDをデータ化する手段を模索しており、チャレンジ。本来SACDからのoutputを録音するのですが、SACDプレイヤーが実家に置いてあるので、ひとまずリッピングしたCDのダビングで比較視聴。
オートで録音レベルもまずまず。
さて再生。先ずはMR-1で再生し、本体のLINE出力にて。mini-stereo→RCAケーブルは勿論中村さんケーブル。結果はどうかと申しますと、まずまずではありますが・・・音が甘くなっていて、うーん「残念」というところ。
続いてUSBケーブルでPCに取り組んでの再生。 miniB-type→A-typeケーブルはWireWorldのUSM(紫バージョンです)。データ転送用に購入しました。4,860円也。一つ前のバージョンですから半額です
オリジナルの音の強弱(FLAC 24bit 96.0kHz)
MR-1でダビングした音の強弱(DSF 1bit 2.8MHz)
本体で再生したのと比べても全く違う音色で、響きの再現力もアップしているのですが、それでもピークの音圧に角があり、耳障り。音の強弱を示す波形を比べても違いがあります。
残念ながら代替にはならないかしら。

今度はSACDをダビングしたものと、CDフォーマットでリッピングしたのとを比べてみなくては。