2015年5月31日日曜日

何故か突然のイタリアンサウンド! Verdi Settanta 降臨!その2.

さて、残念ながら奥さんに見つかり、ひとくさり叱られ、そして仮置きしての試聴です。
電源ケーブルもオリジナルらしき物で、割と細い。取り敢えずそのままで試聴。
低音がどっしりして落ち着いたサウンドです。好きな音です。奥行きも出て音像もくっきり。歌姫が“濃厚”にはなりませんでしたが、落ち着いたアンプです。
ただ「唸る」ほどではなかったなぁ、確かに良くはなりましたが。前のシステムはmusicaのセットでしたが、まずまずの出来だったと言うことですかね。
真空管なので、スイッチを入れてから使えるまで若干時間を要すること、音がこなれるまで更に時間を要すること、そして思った以上にデカかったこと、がマイナスポイントかな。
付属の六角レンチで8個の小ネジを回し、簡単に上蓋を外せました。この上蓋、思いの外薄いですね。すると其処には確かに二個の真空管が。周辺のスペースにも余裕があって、交換ができそう。ロシア軍用管の力も発揮できそうです。先の球露屋さん、なんとオマケで別種の互換真空管までくださいました。換装するのはもう少し先になりますが、楽しみです。

2015年5月30日土曜日

何故か突然のイタリアンサウンド! Verdi Settanta 降臨!その1.

Verdi Settanta (NASPEC サイトより)
気がつけば銀色の躯体が我が家にやってきていた。唐突すぎる Verdi Settanta。(※輸入元のナスペック社サイトはコチラ

今回の出来事(出来心?)の切っ掛けは、どうにもサウンドが物足りなかったことから。QUAD11Lは人気があった機種のようで、確かに定位も良いし、綺麗に鳴る。でも、何か物足りない。キレイに纏まってはいるのだが、こぢんまりしていてワクワクしない。もとより元気一杯な音が好きなわけではないものの、あまりに大人しく纏まりすぎ。(色々アクセを付け過ぎという御批判には敢えて耳を貸しません)
何だろう・・・。そもそも、自分のオーディオを無条件で気に入っている人ってどれ位いらっしゃるのだろう・・・。結局は折り合いをつけなければならないのだろうか。「やっぱりアンプのせいかなぁ・・・」と、すぐに何かに責任転嫁しながら、何時ものようにヤフオクを繰っていると、目に飛び込んできたのが「Puccini Settanta」という文字。“蝶々婦人”?と気を引かれ、調べてみればイタリア製のプリメインアンプ270,900円也。(※コチラ
Puccini Settanta(NASPEC社サイトより)
綺麗な潔いシルエットだなという第一印象。ネットで見ても高評価。へぇと思い検索を続けると、楽天オークションの「Verdi Settanta」という文字が検索に引っ掛かっているのを発見。今度は“椿姫”?とか月並みな感想を抱きながら、今度は此方をチェック。情報は少ないながら、真空管とのハイブリッドによる「艶のあるサウンド」との表記がある。良いですな。楽天オークションの方が得てしてお買い得ですし。デザイン傾向は似ていてシンメトリーか否かといった違いかな。リモコンはPucciniの方がアルミ削り出しで断然良さそうですが我慢。
かくして僅かな競り合いの末に落札と相成りました。47,000円也。標準価格は260,400円で、一般的な中古価格よりもお買い得でしたし、一日後に落札があったヤフオクのPuccini Settantaが77,000円だったから、作戦通りでした。勿論VerdiとPucciniの音は違うでしょうが、どちらも聴かないまま購入するのだから同じこと。

ワンオーナーで2年しかお使いではなかったようなので真空管は、まだ大丈夫でしょうが、ナスペック社のサイトで「真空管は6DJ8を使用」との記載を発見。先日、Triode社の試聴会で、真空管の寿命のことやら真空管で音が変わることなどをお聞きしていたので、ちょこっと調べてみると、「軍事用の真空管はノイズに厳しいため性能が良い」とか様々な耳学問(目学問?)を得ることができました。そして、勢いで「ロシア軍球」という真空管も購入。換装できるか否かは不明ですが取り敢えずさらなるお楽しみが。(球露屋さん※コチラ:素人の私に色々ご親切に教えてくださいました)
これで備えは万全。後は試聴。何時も前置きが長いなと我ながら・・・。

実は同時にスピーカーケーブルを替えようと思い、何時ものaudiounion御茶ノ水アクセサリー館にて、LANケーブルでとっても気に入った「Chord Company」のCarnival SilverScreen BW(※販売終了商品なのでヨドバシカメラのサイトへ→コチラ)を発見してゲット。同社の現行商品Rumour2(※ついでなので、コチラもヨドバシカメラへ→コチラ)もあったのですが、同社のバイワイアを縒って使うと素晴らしいとのブログの記述を幾つか見たので、迷いつつもSilverScreenを選びました。2.6mペアで5,200円也。安い!

で、まずは以前のシステムでスピーカーコードを換装。スーパーツィーター用に使用していたaudioquestCV-4.2を「高価だから」という阿呆な理由でメイン用に使っていたのですが、これをChordに。すると・・・・おーーっつ!良いではありませんか。音に太さが出てどっしりしました。やっぱり最初の印象通り、CV-4.2は高域用にしておくべきだった・・・。
折角アンプを買ったのに・・・。さて、結末は次章にて。

2015年5月17日日曜日

「ヘッドフォン祭」にて。

かつての“フォークソングの聖地”中野サンプラザ
本当に久し振りの中野サンプラザ。
かつてはフォークソングのコンサートやラジオ番組の公開録音で・・・。ん十年ぶり。
さて、目的は「ヘッドフォン祭」です。今や全国規模で行われていますが、フジヤエービック、即ち一販売店が胴元(?)。いやぁ、それにしても凄いイベントに発展したものです。感動しました。老若男女、国内海外入り乱れ、明らかにオーディオフェアより活況を呈しております。海外メディアの取材も入ったとか。出展されている知り合いの企業の方でも8割程度は知らないブランドだそうです。自前の音源を聴くのは当たり前で、自作らしいポタアンを取り出す方も。正直、ヘッドフォンに興味がない私は疲れました。いやはや、それにしても凄い!

その中で私が気になった二題。
一つ目はOlasonicさん。(※同社のナノコンポ関連ページはコチラ
バランス型ヘッドホンアダプター Olasonic NANOCOMPO NA-BH1(同サイトより)
アンプのスピーカー端子経由でバランス型ヘッドフォンを聴けるマシンを出展されていました。「性能の良いアンプの出力をそのまま利用しようというもの」との説明がありました。ケースがアルミ削り出しでズッシリ。同社のナノコンポと同サイズで格好良いですが9万円。面白いコンセプトですけどちょっと高いかな。(※コチラ

そして二つ目がSoundWarriorこと城下工業さん。(全くヘッドフォンとは関係ありませんが)
SoundWarrior クロックジェネレーターSWD-CL10(同サイトより)
此方のマイクロコンポは以前からとっても気になっていて。コンパクトながら、「CDデッキ」ではなく「CDトランスポート」、外部クロック同期可能という。加えて管球ハイブリッドのアンプなど。そそられませんか?(※同社サイトはコチラ)。
今日は場が場だけにスピーカーでキチンと聴けなかったし、読み込めないフォーマットのCDをお客さんに入れられてしまったとかで中で詰まってしまって、CDの音も聴けなかったのが残念でしたが、会社の方曰わく、新発売のクロックジェネレーター(※コチラ)。を使うと全然違いますよ、とのこと。6万円くらいだそうです。
それから、DAC直と、ハイブリッドアンプ経由との音の違いは体験できました。まぁ、違いは明白。好みで分かれるでしょうけれど、“感動”はなかったかも。ちょっと残念。

あ、モチロン立ち寄りました。“聖地”ブロードウェイには。
今や、中野で“聖地”と言えば、此処ブロードウェイ

2015年5月13日水曜日

足回り強化(?)の話(勿論、車の話ではありません)。

過日ご報告のスピーカースタンドは、格安で入手し、ポリプロピレン充填材を詰め込んだSoundMagic SM18スペシャル(命名:私)。(※過去記事は二つ前)

でも一つだけ不満が。
それはスタンドの足下のスパイク。「真鍮」との触れ込みだったのだが、スパイク本体はそれっぽいが、六角ナットがどうも違うぞ、これは。どう見ても普通のナットっぽい。(普通のナットとは「一般構造用圧延鋼材」と言われるもののよう。端的に表現すれば「鉄」?)

よし!折角なので、これも真鍮に替えよう、と思い立って検索検索。
無論、たんまりとショッピングサイトが出てくるのだが、よくあるパターンで「何十個入り、ん百円」というものばかり。6個だけあれば良いのだけれど・・・、で、発見したのがこちら。

 「株式会社 福本商店」(※札幌のお店で販売サイト(楽天)はコチラ
(同社販売サイトより)
珍しく、一個から販売してくれます。まるで秋葉のネジ屋さんみたい。(因みに新宿東急ハンズでは真鍮ネジは扱っていませんでした)
心意気がイイね、とポチリ。黄銅(真鍮)ナット M8(※コチラ)@34円 x 6個 = 204円(税別、送料別)で、ついでに、黄銅(真鍮)丸ワッシャー M8(※コチラ)@26円 x 12個 = 312円(税別、送料別)もポチリ。で、小計 516円、消費税 41円、送料 340円。締めて897円也。実は先に間違えてM6を同じ数だけ購入していたので700円弱のムダ金を使ってしまいましたが・・・。

さて、肝心の試聴です。うん、やっぱり・・・。あんまり変わりはしない・・・。まぁ、予想通りではありましたがね。

で、心意気が気に入った福本商店さん。一個幾らで商売成り立たないよねぇ。でも、有り難いです。何のリベートもいただいていませんが、是非ご贔屓に。たった一個からご用命を承りますです。

2015年5月4日月曜日

消磁の力。"エクセレント・ディガウス"

「Excellent Degauss(エクセレント・ディガウス)」という、怪獣の名前のようなマシンをご存じだろうか。株式会社 愛和という音響機器、美容機器のOEM、ODM製造販売をされている会社の製品だが、「Love Harmony」という愛称が一層怪しさを増してしまう悲しさ。 私がヤフオクで虎視眈々と狙っていたのが、前衛機種のAX-W3(販売価格(税込):47,500円※コチラ)で、ようやく28,800円で出てきたので、幸い競争相手もなくゲット。
Excellent DegaussAX-W3(同社サイトより)

因みに現行機種は、さらにパワーアップしたというMKⅡ(※コチラ)。

「帯磁」が音への悪影響を与えるであろうことは想像に難くなく、そもそも例えばこれまで使用していた、XLO テスト&バーンインCD(※コチラ)も、基本的には様々な周波数の音を出して消磁しようとするもの(と、私は理解しているのですが・・・)。
AX-W3の詳しい技術解説は同社サイトに委ねるが(※(PDFファイルが開きます)コチラ) 、同様に様々な周波数が流れるようである。「アンプ、ケーブル、スピーカーのネットワーク、スピーカーまで同時消磁します(同社サイトより引用)」という言葉が頼もしい。

着荷して早速セット。取説が余り詳しくなく、スイッチを「押す」というのが、前から「押し込む」のか、「押下」するのかも判らず悩んだりもしたが、取りあえずデカい音が出ました。「大きめの音が良い」とのことだが、デカいデカい。サブウーファー用の低域モードだと更に床鳴りもすごい。マンションだから少々心配になるくらい。

モードは二つ。通常仕様の「Dモード」と、エージング用の「Aモード」。まずは「Dモード」。約1分で自動的に音が停止。折角なので二回連続で。
その結果は・・・。うーん、それほど変化が感じられない・・・。残念。

同社サイトで曰く、「現在お客様がお使いのオーディオシステムのチューニングに満足されている方はご使用にならないで下さい。音が変化します。」と。「そうか、そんなに変わるのか!」と期待していたのですが・・・。

昨日導入したスピーカー(QUAD 11L)はしばらく寝かせていた故に、どうせエージングが必要とあって、今度はエージング・モードに。同社サイトに「実行時間の目安は20~30分」とあったので、自動的に止まると思っていたが一向に止まず、取り敢えず手動で停止。
さて、その変化や如何に。ずっと使っていたサブウーファーとの音が出るタイミングが微妙にずれているのが和らいだ感じはある。気のせいかな??
ネット上でも「音数が増えたよう」との評があったが、確かにその片鱗はある、ような・・・。

「1日1回の実行をお薦めします。」との同社の言を信じ、今しばらく使ってみます。

2015年5月2日土曜日

念願のQUAD L11の音が出た!

ついにQUAD L11
苦節1年、ようやく日の目を見ました。押し入れの奥に内緒で仕舞い込み、奥さんの機嫌を見ながら、連休を利用してお片づけを敢行し、お許しを得て、ついに!(※購入顛末記はコチラ

1.足回り:
SoundMagicスピーカースタンドSM18に山本音響スピーカーベースPB-12(※同社サイトはコチラを三点置きし、音が締まると言われるTIGLONチューニングベルトTB-15W(※同社サイトはコチラで固定(地震対策という側面もあります)。準備は万端!
さらに足元は、逸品館コーリアンボード(※同社サイトはコチラの上にサンシャイン超薄型制振シート(※同社サイトはコチラを敷き、スパイク受けにはaudio-technicaAT6294(※同社サイトはコチラを。当初、スピーカーベースPB-12をAT6294の下にと思っていたのだが、滑ってしまって危ないので断念。「音の基本は足元」とアコースティックデザインシステムの社長さんが床を踏み鳴らしながら力説していたので(※コチラ)、せめてこれくらいは。

さて、スタンドの中には既報(※コチラ)のポリプロピレン・ペレットと、余っているという理由だけで無意味に神田砥石工業グリーンカーボランダム(※同社サイトはコチラを少々配合。折角なので、片方に充填材を仕込み、片方はそのままで実験してみた。叩いてみるとその音は全く異なり、反響を伴った金属音が「ボコッ」に近い音に変貌。期待できそう。で、鳴らしてみて驚いた。いやいや、中低音の締まりが全く違う。苦労の甲斐がありました!!

2.ケーブル接続:
写真にもちょっぴり写っていますが、アコリバのバイワイヤーアダプターBWA-4(※同社サイトはコチラがようやく活躍する日を迎えた。YラグはAET+逸品館のUFP HSR(※同社サイトはコチラで、中低域にはゴトウ総合音響radio wave cut(※同社サイトはコチラ、高域にはENACOMスピーカーエナコム(※同社サイトはコチラを装着。

音は派手さはないが、ゆったりと聴ける音。まだまだスピーカーの馴らしができていないので、若干音がもたつくが、間もなく秘密兵器が到着する予定。こちらは乞う御期待。

因みに、一応YL音響のツィーターを設置はしたものの、活躍の場がなさそう・・・。色々オプション類買ったのに・・・。