2015年9月12日土曜日

Audio Accessory誌 発売記念イベント開催。

またもや無料試聴会。申し訳ないです。これだけ試聴会に出向くと、「あ、あの人以前・・・」という方をお見かけしますね。

今回はAudioAccessory誌158号発売記念イベント。場所はDynaudioで有名な「on and on」。(※イベント告知はコチラ
様々な会社がデモを行うのですが、私はSAEC(電源ケーブル)とNanotec Systems(スピーカーケーブル)さんのデモだけを拝聴しました。

先ずはSAEC。内部の配線もPC Tripleにしたという電源ボックスTAP-Cute6(※公式サイトはコチラ:49,000円)。講師の方(当初予定の林正儀さんじゃなかく、柴崎さん?)が「生産は光城精工ですね」と仰って、アシスタントをされていた方が「言っちゃってイイんですか?」と絶句してましたが、確かにデザインが光城ですね。さて、音は本当に違いました。PC -TripleCらしい音で、前に張り出す音圧。それまでは試聴会室備え付けの寄せ木のボックス(コンセントはPSオーディオっぽかった)だったのですが、別次元。お見事!おいでになっていた歌手の井筒香奈江さん(※コチラ)のご感想は「刺さるくらいに音が来る」「スタジオで歌っている時はこんな感じで聞こえている」と仰っていました。
さて、続いて本命の電源ケーブル三本勝負。
先峰、PCOCC-AのPL-6000(※コチラ:57,000円(以下も1.5mの価格))。
次峰、PC-TripleCのPL-7000(※コチラ:60,000円)。
大将は同じくPC-TripleCのPL-8000(※コチラ:95,000円)。
一本目。音が柔らかくなったなぁ。中域がゆったりして高域も丸くなった感じ。
二本目。うわ、PC-TripleCらしい音。でも嫌らしくはない。井筒さんが「湿気た感じ」と仰っていたが、「潤いをたたえた音色」と仰りたかったよう。正にそんな感じ。
三本目。確かに変わったけど、さっきの変化の方がインパクト大。こちらは、より緻密さが増します。よりチェロの音のボーイングが鮮明になる感じ。ここで講師が一言「プラグで大きく音が変わる。ケーブルよりプラグという人がいるくらい。」と。ケーブルの違いでの音の変化を試聴しているのに身も蓋もない・・・。
さてこれでSAEC終了。次のプログラムであるNanotecのスピーカーケーブルに移るはずなのだが、SAECはご担当がいらっしゃらないのを良いことに(?)、Nanotecのご担当(社長?)が何かゴソゴソ。何と予定外で電源ケーブルを取り出します(PowerStrada8J※コチラ(PDF))。SAEC vs Nanotecの一本勝負です。うーん、確かに違うんだけど、好き好きかなぁ。Nanotecの方がよりウェットな感じ。個人的にはNanotecに軍配を挙げますが・・・。

さて、スピーカーケーブルをNanotecのSP308SY(※コチラ(PDF))に替えます。本来電源ケーブル用のものをスピーカー用に転用したものだそうですが、何でもかんでも電源ケーブルを転用すれば良くなるわけではなく、このケーブルだけだとのこと。しかも三本の線の内の二本をマイナス側に使った方が良かったそうで、それがこのセット。Nanotecお得意のコロイドも、ケーブル毎に配合を変えているそうです。試聴すると音色は超ウェット。粘る粘る。チェロの音は素晴らしかった。でも、その後の井筒さんのボーカル部分はちょっと粘っこ過ぎて、私は前のケーブルの方が好きかも。因みにご当人の井筒さんは「さっきのケーブルより微笑んでいる感じに聞こえる」とのご感想でした。
続いて未発表のLineケーブルとスピーカーケーブル(#777"GREAT"※コチラ(PDF))も試聴しましたが、これ等は比較的オールマイティな感じでした。何時もLineケーブルにHiFCのNanotecケーブルを使ってますから馴染み深い傾向といった感じでしょうか。

その後、井筒さんのサイン会もやっていましたが途中で失礼させていただきました。帰り際にエレベーターで井筒さんとご一緒したので「どのスピーカーケーブルが一番お好きですか?」と伺ったところ、NanotecのSP308SYだそうです。私とは異なる印象ですが、ご本人が仰るのですから・・・
いずれにしても違いが明確に出るのは、やっぱり良いシステムだからなのかなぁ。うちでは無理かも。

で、本日の参加賞はこれ。
OPSOLUの端子クリン