2016年3月13日日曜日

またもChordケーブル。

大好きなChord Companyのケーブル。(※本国の同社サイトはコチラ、日本の輸入代理店アンダンテラルゴ社のサイトはコチラ

以前、audio union御茶ノ水アクセサリー館の方と話していて、
  • 私:「Chordケーブルが好きなんですよ」
  • お店の方:「ああ、イイですよね」
  • 私:「でも高いのはべらぼうで、買えないですよね」
  • お店の方:「ところが高いヤツは、悔しいけど値段の分、イイんですよ、これが」 
というやりとり。うぅ、何時しか高いモノを聴いてみたいと切望するように・・・。

と言っていたら、またも発見してしまいました。「Chordケーブルの高いモノ」と言えばSarumシリーズとか、トップランクは1mで64万円と言う、もう訳の解らない世界があるのですが、もうそこは夢の夢として、発見したのがCadenza Referenceシリーズ。(※コチラ)。先日ゲットしたCHORD COBRA VEE3(※過去記事はコチラ)の一つ上のグレードです。
「なーんだ」という叱責が聞こえそうですが、それでも1mで45,360円。「1万円グレードアップ」を目指す私にとっては高嶺の花。これが、0.5mというイレギュラーサイズで9,980円で出品されていた(Fijiya Avicにて)。同社では@0.1m 1,200円(税別)で換算しているようなので、38,880円! 即、購入。
Chord Cadenza Reference(アンダンテラルゴ社サイトより)
従来の環境(クロックコンバーター経由のデジタル系とTERZO V2のアナログ系)と併存させ、いざ試聴。
先ずは、小澤さんのローマ三部作。金管の響きが前面に出る曲ですね。
おっ。音の傾向がTERZO V2と似ています。切り替えても「どっちだっけ?」と思うほど。音の厚みやゆったりさ、そして金管の響きも。
ではSACDは、と言うことでLipkindによるバッハの無伴奏チェロ。
此方は微妙な違いが出ます 。残響音はTERZOの方が多く感じます。余韻が長く続きます。一方でチェリストの姿がより前方に浮かび上がってくる。太さはほんの少しTERZO。
HEIFETZのFinal Recitalを聴くと、一音一音の歯切れがChordの方が良いことが解ります。それが残響音の違いに出るのでしょうか。
Rod Stewartの昔の録音はどうか。ボーカルの生々しさがChordで、全体的なボリューム感はTERZOかな。
うーん、どっちが好みかと言うと、僅差でChordに軍配、でしょうか。あくまで我が家のTERZOは自作ですので悪しからず。オリジナルがどうかは不明ですが、元値の違い考慮すれば、TERZOは健闘しています。
しばらくは両方聴き比べを続けることにしよう。