2015年11月26日木曜日

クロックレシーバーCCV-5も来たぁ !!

インフラノイズのクロックジェネレータCCG-525をひょんなことで入手した後、最初に考えたのは、外部クロック端子が付いたCDトランスポーターとかDACとかを手に入れること。しかし端子がついた機種は少なく高額で入手が難しいと解り、次なる標的はクロックレシーバーに。CDのクロック信号を抜き取って、クロックジェネレーターのクロック信号を付加し直すという代物。ところが、インフラノイズ社に問い合わせたが、既に生産は完了しているとのこと。あとは中古市場を待つしかないのだが、これがなかなか出てこない。
そこでやむを得ず、まずは、Behringer SRC2496(※同社サイトはコチラ、私の顛末はコチラ)、続いて結局Nmode X-DP1(※同社サイトはコチラ、私の顛末はコチラ)を入手して、楽しんでみた。これはこれでそれなりの効果があって喜んでいたのでした。

ところが、ある日突然、逸品館の中古ページにインフラノイズのクロックレシーバーが二種類出ているではありませんか。CCV-5(※同社サイトはコチラ)と前衛機CRV-555(※逸品館のレビューページはコチラ)であります。よりによって二機種同時に出るとは、逆に悩んでしまう。前者が税込みで41,040円のところ27,500円、後者が91,800円のところ39,800円。貧乏性で後者の方が良いかもと思ったのですが、インフラノイズ社に問い合わせたところ「開発時期、製造時期が異なりますので 使用ICの性能差があり 当然CCV-5のほうが音質は良くなっています。(文面ママ)」との回答が。「当然」と言われてしまえば迷いませんな。あっさりと前者を選択。
インフラノイズ社クロックレシーバー CCV-5

かくして外部クロック入力端子を持つマシンが過剰な状態に・・・。

まあ、何はともあれ実験を。
今回は以下のような実験を試みました。

CDプレーヤーは逸品館のDV6600/KAI(※逸品館の製品ページはコチラ)。
曲はチャイコフスキーのイタリア奇想曲(ロンドン交響楽団)。

① CDプレーヤー(光デジタル出力)→DAC(X-DP1:クロックジェネレーターから44.1KHzでクロック入力)→アンプ
② CDプレーヤー(RCAデジタル出力)→クロックレシーバー(CCV-5:44.1KHz外部クロック入力)→DAC(X-DP1:44.1KHzクロック入力)→アンプ
③ CDプレーヤー(RCAデジタル出力)→クロックレシーバー(CCV-5:44.1KHz外部クロック入力)→DAC(X-DP1:外部クロック入力無し)→アンプ
④ CDプレーヤー(アナログ出力)→アンプ

因みにクロックケーブルも、RCAデジタルケーブルもPROCABLEおススメのBELDEN 1506A(※コチラ:同社に問い合わせたところ、クロック伝送もこのケーブルが良いそうです)にしてみました。

さあ、結果です。
実験前は、期待も込めて、④ < ③ < ① < ② との予想でしたが、果たしてその結果や如何に・・・、
④よりクロックを入れた方が良かったです。わずかですが。冒頭のトランペットのファンファーレが音の輪郭がハッキリしているのにキツくない音になる、という感じ。太鼓もドンと前に出る。②と③も傾向は同様なのですが僅差ですね。
では、①と②、もしくは③とはどうかと言うと、光と同軸の違いがあるので同列では比較できない感じ。①の方が音は柔らかくなるんです。
 光と同軸の違いを無視して好みだけでいえば、④ < ① < ③ ≦ ② でしょうか。

ちなみに上記で外部クロックを44.1KHzにしたのは、CCV-5の取説に「44.1KHzをお勧めします」との記載があったから。 これも周波数を切り替えたら安定するまで時間がかかるそうなので比較は難しいですね。正直、解らないです、切り替えた直後の音の違いは。CCV-5が96KHzまでしか対応していないので、192KHzで聴くことはなくなるのかなぁ。当たり前ですがクロックジェネレーターを192KHzにすると、CCV-5経由では音が出なくなりました。
さてさて、結論。クロックレシーバーは無くても良かったかなと。まあ、判ってはいたのですがけれど・・・。それでは、どんな接続にしようかなぁ。