2015年8月1日土曜日

Nmodeの生きる伝説。

“伝説の人”に会いに出向いた。
Nmodeの布村さんである。(※公式サイトはコチラ
“伝説の人”というのは私が勝手に言ってるだけだが、大企業のOBで物づくりまでやって、キチンと会社を存続させるのは稀有な例であり、本当にスゴいと思う。しかも1bit一筋に。元は技術者みたいだけどこちら1bitの時は営業担当だったのに。
場所はONKYOショールーム、吉田苑さんの東京OFF会である。
午前中の自由参加の時間に伺った
そもそもが会議室内で音響特性も良くない会場だけれど、良い音は幸せになれますね。
コンパクトなスピーカーで、これだけ量感があって伸びがあって。これが本当にCDの音かしら、と、溜め息が。
新製品(7/27発売)のX-PM100と、X-PM7(※公式サイトはコチラ)の聴き比べでは、本当に性格が異なり面白かった。中を見たらトランスの大きさの違いがくっきり。「サンプリングの違い(20MHzと12MHz)だけじゃないんだよね。配線から輻射への対応とか、全く違う。」と布村さん。後者は低域が太くて元気な感じ。だけど、こちらの方が好きな人もいるだろうな、きっと。私は前者でしたが・・・。
その前の週にTechnicsの試聴会に参加したけど、音は綺麗なんだけど、音がつまらなくて、感動が湧かないことに我ながら驚かされたけれど、今日は素直に楽しめた。「Technicsも昔はコンパクトなのにビックリするほどスゴいスピーカーとかを作ってたんだけどね。当時のメンバーいなくなっちゃったしね。」と、これも布村さん。「会社辞めて自分でアンプ作ったら全然違う音が出るんだよね」と語る布村さんの目は輝いていました。楽しい音って何かなぁ。Technicsのサウンドが日本のエレクトロニクス企業の現状を現しているような・・・。大袈裟だけど本当に。
「次にやりたいことは?」と尋ねると、「サンプリングも20MHzになったし、これからはDACやネットワークプレイヤーや全部オールインワンになって行くんだろうな」とのことでした。私がX-PW1(※コチラ)のクラスが好きだとお伝えすると、「ニアフィールドで音がイイのがホントに楽しいよな」と仰っていた。期待してますよ、布村さん!
相変わらず黒ずくめの布村さん