2017年2月26日日曜日

国産RCAケーブル比較試聴会。(怪しい集い・・・)


メグ・ジャズ・オーディオ愛好会「国内RCAケーブルー斉試聴会 後編」に行ってきました。

場所は吉祥寺のJazzBar「メグ」(※同店サイトはコチラ)。時間は19時~22時という長丁場です。
此方で毎月実施している「メグ・ジャズ・オーディオ愛好会」のvol.81で、この回は衛星ラジオ放送“ミュージックバード”のオーディオ専門番組「オーディオ実験工房(※番組紹介サイトはコチラ)」との連動イベントでした。同番組の「RCAケーブルー斉試聴(2016年12月~2017年2月放送)」で登場した、国内メーカー20社のRCAケーブル、総勢37ペアを比較するイベントの後編です。1月開催の前編では21製品を試聴したそうですが、この日は19製品の聴き比べです。

司会は同番組のパーソナリティでもある「みじんこ」こと、小柳出電気の荒川さん。機材はCDプレーヤーLUXMAN D-08u/プリアンプLUXMAN C-900u。そして、使用する曲は、吉田美奈子さんのボーカル。「PONTA BOX meets YOSHIDA MINAKO」の中から「WALTZ FOR DEBBY(多分・・・)」の一部を延々と繰り返します。頭の中でずっと曲がリフレインしていて、いやいや参りました。

私は今回初めて出向いたのですが、お店に入った途端の怪しい雰囲気。結構年配の方がズラリと居並ぶ店内に、若輩者の私が入って行く感じ。ゾノトーンは会長、社長の揃い踏みだし、数社の社長やご担当がお見えになっていました。メディアも数社。
そして、いよいよ試聴の始まりです!
  1. カナレ:L-2T2S(みじんこ荒川自作品 標準的なケーブルとして最初に聴きます。)
  2. アコースティックリバイブ(※コチラ):LINE-1.0R-TriplC-FM 28,000円/1mペア
  3. アコースティックリバイブ:RCA-TriplC-FM I98,000円/1mペア
  4. アスカ(※コチラ):AS-1000R-F 60,000円/1mペア
  5. アスカ:AS-1000R-F 60,000円/1mペアとRCA-MASTER 148,000円ペアのセット
  6. アスカ:AS-1000R-FS 90,000円/1mペア
  7. アスカ:AS-1000R-FS 90,000円/1mペアとRCA-MASTER 148,000円ペアのセット
  8. ナノテック・システムズ(※コチラ):#211/F1-RCA 23,500円/1mペア
  9. ナノテック・システムズ:MS211KR 45,000円/1mペア
  10. ゾノトーン(※コチラ):7N AC-Granstar5000α 40,000円/1mペア
  11. ゾノトーン:Royal Spirit AC1 66,000円/1mペア
  12. ティグロン(※コチラ):MS-DF12R 32,000円/1mペア
  13. ティグロン:MGL-R10 78,000円/1mペア
  14. ラックスマン(※コチラ):JPR-100 10,000円/1mペア
  15. ラックスマン:JPR-1000 33,000円/1mペア
  16. アクロリンク(※コチラ):7N-A2050III 20,000円/1mペア
  17. アクロリンク:7N-DA209C SPECIALE 150,000円/1mペア
  18. オーディオノート(※コチラ):XSL-VzII 120,000円/1mペア
  19. オーディオノート:LS-41 340,000円/1mペア
  20. ジェイアールサウンド(※コチラ):LC202SW オープン実売50,000円/1.2mペア
  21. 47研究所(※コチラ):0.4mm単線1,200円/+OTA KIT 7,000円/1mペア
(以上、価格は税抜き)

これを、ひたすら順に聴いて行きます。
各社普及タイプ(とはいえ高価ですが)とハイエンドタイプの比較ができるのが嬉しいところ。各社の二機種が終わった時点で挙手で好きな方を聞いて行くという手順で粛々と進められます。

まずは荒川製カナレ。廉価版の中では荒川さんオススメとか。でも好きな音ではなかったかな。音が荒くて雑な印象。
次にアコリバ。会場の多くの方が何らかのアコリバ製品をお持ちのよう。確かにボリュームがアップしたし、音も明快。でも私は耳障り。ハイエンドの方がマシという違い。
次はアスカ。初めて聴くアスカ製品でした。アスカの指定でRCA-MASTERをつけるとあったそうで、有る無しを実験します。素の音の傾向はナチュラルを目指しているようで、確かに先のアコリバほどのアタックの強さはないけれど、好きな感じではなかった。アタッチメントを付けると大人しくなってマッタリするが、148,000円って、ねぇ・・・。
続いてナノテック・システム。以前、試聴会で聴いて気に入ってラインと電源、両方所有しているので期待してました。ハイエンドの型名にある「KR」は韓国からの依頼によって作ったバージョンで、線は全く同じでプラグが違うのとメッシュチューブを巻いただけのよう。比較すると・・・私だけでなく多くの方が安い方に一票!落ち着いた音色でアタック音もキツくなく、バランスが非常に良い。いやいや、私が好きな音がやっと出てきました。加えて秘密兵器も登場。左右のケーブルを繋ぐプラスチックのアタッチメントで、これがまた凄く印象が変わるんです。まあ好き好きで、外した方が好きという方も多かったのですが、私は絶対装着派。「外した方が音が元気になる」と評する方がいましたが、私は外すと「音が暴れる」と感じました。2セットで8,800円。振動の制御を行うそうで、プラグに近い箇所への装着が効果大だとか。6ミリ径のケーブルならナノテック製でなくても使用可能で、もうすぐカタログに掲載されます。この考え方を他の方法で実現できないかと考える私。
次はゾノトーン。先記のように会長、社長揃ってお見えになり、社長が製品解説。ハイエンドタイプはケーブルの線質や構成は同じだが、各線をシールドして構造は別物で左右一体化。音像が引っ込むけど広がりが出るとの説明でした。実際に試聴すると、正に言い得て妙。その通りになって、私の好みは後者。これも会場の好みは分かれました。
そしてティグロン。ここで片チャンネルから音が出ないトラブル発生。皆がケーブル疑いましたが、CDプレイヤー再起動で復活。機器にとってもハードな状況のようですね。
気を取り直して試聴再開。低音が落ち着いた、好きな感じ。目立った印象は無いのですが好きな傾向で、ハイエンドタイプは価格差程の違いは感じられず。
次はラックスマン。安い方は全く駄目でしたが、ハイエンドタイプは予想外に良かったです。音の密度が高く、CDとSACDの違いといったイメージ。
さらにアクロリンク。ベーシックタイプは特長が希薄でしたが、ハイエンドタイプは「むむっ」と身を乗り出す感じ。値段を考えなければベストかも。密度が濃くて滑らかで驕らず騒がず落ち着いたサウンドを醸します。予想外に好みでした。
さて、これも初めてのオーディオノート。海外展開から国内に目を転じた超ハイエンドブランド。銀線のサウンドは、高音も嫌らしく響かず関心はしましたが、価格が価格だし、費用対効果を考えると一般人はお呼びでないですね。
そしてジェイアールサウンドは業務用機器を扱ってきた企業だそう。社長がお見えになって「インピーダンスを合わせる」ことを強調してました。サウンドはクセがなく聞きやすい感じ。
そして最後が47研究所。これがダークホース。最後ということもあったかもしれませんが、皆さんある意味、最も印象が残ったかもしれません。独自の構造で本日ダントツ最安値。ところがサウンドはクセがなく明快そのもの。多分取り敢えず買います、これ。

さて、実はこの他に番外編が。私の隣にお座りの方が、片っ端から回ってくるケーブルのプラグ部分に磁石をあてていて、何だろうと思っていたのですが、この方、出川式電源のA&R社の社長でした(※同社サイトはコチラ)。磁石をあてていたのは、昨今、金メッキの下地にニッケルメッキを行った物が殆どで、ニッケルメッキは磁石にくっつくので試したそう。ニッケルと銅は電位差があるため、電子の移動が発生してしまうとのこと。出川氏が今回試したところ、殆どのプラグがニッケルメッキを行っていたようだ。
今回、実験としてゾノトーンの製品と、プラグを出川氏推奨品に変更したものとで試聴を行った。 結果は確かにプラグを変更したものの方が良いという方が多数を占めた。そのプラグとは何かというと、モガミの一個450円の品(※おススメの「7551」の同社製品サイトはコチラ)。拍子抜けです。
また、ファインメットなどの磁石も勧められないとのご意見。確かにSNは良くなるものの、信号の流れが阻害されるため、影響が出るとのこと。

うーん。色々と迷います。いずれにしても好みはバラバラで、NO.1を決められるはずもなく、結局は「好き好き」という結論。曲によっても違うし、何が良いのか決められませんね。ちなみに私の近くにお座りの3名の一致した意見は、一等賞は「ナノテック・システムズ:#211/F1-RCA 23,500円/1mペア(※コチラ)」 。ケーブルだけだと1m4,000円台だし、ちょっと試す価値あるかもしれません。
価格を考慮しないで個人的順位をつけるとすれば、

  1. アクロリンク:7N-DA209C SPECIALE 150,000円/1mペア
  2. ナノテック・システムズ:#211/F1-RCA 23,500円/1mペア
  3. ゾノトーン:Royal Spirit AC1 66,000円/1mペア
  4. ラックスマン:JPR-1000 33,000円/1mペア

特別賞は「47研究所:0.4mm単線1,200円/+OTA KIT 7,000円/1mペア」で、これは即買いですな。オヤイデ通販で扱っています(※オヤイデブログはコチラ)。
このイベントの翌日はビッククロの月例イベントで麻倉先生の「新世界を聴く」で二時間どっぷり。二日間楽しかったけれど、集中して聴くだけに、決して耳の保養にはならなかったかもしれません・・・。

2016年11月26日土曜日

試聴会体験記。iFi Audio のPCオーディオ・アクセサリー!

オリオスペックで試聴会が開催されたので参加してきました。(オリオスペックのサイトはコチラ
「M2tech Evo PhonoDAC Two & iFi Audio新製品各種アクセサリー試聴会」(※同店ブログはコチラ
オリオスペックイベント会場
第一部はオーディオ評論家の岩井さんによる、M2TECHの新製品「Evo Phono DAC Two」(※商品紹介サイトはコチラ)の徹底検証。
同機は「欲しかった機能がすべて備わっている」として、岩井さんの最近のお気に入りのようです。 フォノイコライザー機能を使い、アナログ(レコード)を聴いたり、 384kHzでリッピングしたり。同機の入力インピーダンス・マッチング・コントロール機能がリッピングの際に有効だそうで、しかもリニアに変化させることができるため、気に入った音色でのリッピングが可能とのことでした。
試聴会では同タイトルの別バージョン(アメリカ版だったり45回転だったり)の聴き比べや、同タイトルのCDとの聴き比べ、リッピングソフトやMAC、WINDOWSの違いなど、同じ曲での聴き比べに終始して中々の聴きごたえでした。
終了後にそっとKORGのDSDでのリッピングとの違いをお伺いしたところ、「KORGはMCカートリッジには対応していないし、DSDの音の厚みは素晴らしいし、384kHzのキレも素晴らしい。やはり適材適所。」とのお応えでした。

そして第二部はいよいよ「iFi Audio」の出番(※同社サイトはコチラ)。
「新製品発表会」と銘打って、様々な新製品について紹介がありました。
列挙すると、
  1. iDSD Black Label:シルバーで統一された現行の同社製品とは異なり、その名の通り真っ黒。今後は、バッテリー内蔵製品は黒。バッテリー無しの製品はチタン色にして行くそう。「変わるかもしれませんが」とは代理店の方の弁。詳しくは同社ブログ(※コチラ)で。発売は年内に何とか、といった感じ。
  2. iEMatch:3.5mm4極を3極に変換するものだそうで、まだ詳細は不明。試作品もなし。
  3. nano LE:nano iDSDがシリーズ化されるそう。同じデザイン、サイズで簡易版としてでてくるのが「LE」で、機能を削除して半額近くの低価格で出てくるよう。また、Wifi 搭載機や薄型なども予定されているそうです。
  4. micro iTube2:これも試作機がありましたが、すみません。詳しくは忘れてしまいましたが、上記のように、現行のシルバー色ではなく、チタン色でした。
  5. フラッグシップDAC:これは写真だけだったのですが、「フラッグシップとは言え、3ケタにはならないと思う」とのこと。正面に周波数が表示されるのですが、「言えないけどこれが驚くべき数字になる」そうで、さて、どのような機能を搭載するのやら。
  6. ヘッドフォン&イヤホン用リケーブル:プレゼン資料には記載がありましたが、殆ど説明なし。
といった感じ。一部Philewebで紹介されていました。(※コチラコチラ

さてさて、そして私が待ちに待ったのが、
左:iSilencer、右:iDefender
「iSilencer」と「iDefender」なのです。
写真だとUSB変換ジャックのようですが、実物も割とちゃっちい感じ。
「iSilencer」のパッケージに記載の機能は、
  1. Active Noise Cancellation® technology
  2. Reduce jitter + packet errors
  3. REbalanse® the USB signal
  4. USB3.0 technology for optional transfer
一方の「iDefender」のパッケージには、
  1. Breaks noisy ground-loops Significantly reduces system noise floor and makes for better dynamic contrast, warmth and resolution
  2. Disconnects the USB Power from the PC and replaces it with a clean external power(optional iPower® 5V for ultra low-noise)
  3. USB3.0 port technology - most advanced and highest USB specification
とのことでした。
iDefender3.0 パッケージ裏面
おススメの使い方は、両機種を繋ぐこと、「iDefender」に「iPower」を使うこと、そして
「iSilencer」を総ての空きUSBポートに差すこと、だそう。
両方、税込みで7,000円程度で、オリオスペックの方が「発売はそれほど遠くない」と言ってました。
肝腎の試聴ですが、あるにはあったのですが、何だかバタバタしていて落ち着いて聴かれませんでした。パッと聴いた感じでは確かにクッキリして聴きやすくなっていた感じ。

「iFi Audio」の考え方は、一台一台は比較的手ごろな価格で、グレードアップしたければ買い足して合体させるということで、確かにMicroシリーズにはスタック用のラックもありますね。「iSilencer」と「iDefender」も繋げて使ってというものの、接点は何だか不安です。

話は変わりますが、イベント前に「サウンズ・ナカムラ」の前を通ったのですが、シャッターは閉まり、看板も無く・・・。心配になって、中村さんケーブルを良く使っているオリオスペックの方に聞いてみましたが、お元気のようでホッとしました。今回の試聴会でもUSBケーブルもLineケーブルも中村さんケーブルでした。何はともあれ楽しいひと時だったなぁ!

2016年10月16日日曜日

期待の新製品2つ。

秋は オーディオイベントシーズン。
東京インターナショナルオーディオショー
9月30日から10月2日まで開催の「東京インターナショナルオーディオショー」(※公式サイトはコチラ)に続き、この週末は「東京オーディオベース」(※公式サイトはコチラ)に出向いてきました。
昨年の会場とはすぐ近く、お茶の水と秋葉原の中間地点にある昌平橋そばのホテルのワンフロアを使っての開催でした。
トークショーに出演予定だった漫画家の浦沢直樹さんが直前の不倫報道で急遽出演取りやめになったり大変そうでしたが、こじんまりしながら各ブースではキチンと音も聴けたし「インターナショナルオーディオショー」よりずっと良かったですね。

中でも感心したのが、TAOCブースで試聴を行っていた新しいスピーカー。(※同社サイトはコチラ

AFC-L1(同社サイト公開のPDFより)
同社のサイトにもPDFしか掲載されていなかった(2016.10.15原材料)が、中々艶っぽい音を出す(※Philewebの紹介ページはコチラ)。最近、TADなどの試聴会に物見遊山で出掛けてみたものの、その音に首を傾げて帰って来ていただけに、予想外に驚いた。ユニットはスキャンスピーク製の3way。「ユニットメーカーではないのでベストなユニットを選べた」とのことで、それぞれ同社お得意の鋳鉄リングをかませて振動が他に影響を与えるのを抑えたそう。
クラシックからジャズ、女性ボーカルと様々なジャンルを鳴らしたが、低音の豊かさだけでなく、声の艶が良く、ゾクッとするサウンドでした。一本100万超えですからお呼びでない観はありますが、他のブースで聴いたどのスピーカーをも凌駕していました。アンプはアキュフェイズ。それも影響していることでしょう。ちなみに、テレオンで試聴できるそうです。

さて、次なる収穫が光城精工ブース(※同社サイトのアクセサリーページはコチラ)。
新製品の電源ケーブルはSAECから提供を受けている(プラグの取り付け法やメッシュチューブの違いによりサウンドは異なるそうです)など、色々語られていましたが、最も注目したのが、仮想アースを出すとの情報。まだ試作で、同社の現行タップに組み込んだ状態の物(下記のようなイメージでした)が展示されており、偶々、オーディオユニオンのアクセサリー館の方が色々質問していました。
展示されてた仮想アース試作機はこんなイメージ(光城精工タップの画像に合成して作成)
試聴は意外にも左右のスピーカーのマイナス端子にアースを取り付けます。残念ながら途中入室だったので比較試聴はできなかったのですが、デモ終了後、お聞きしたところ、

  • 色々試したが、アンプ等に繋ぐよりスピーカーに繋ぐ方が効果があった。もちろんアンプに繋いでも効果がある。
  • 年内に3万円を切る価格で出したい。
  • スピーカーであれば一台の仮想アースから二本ケーブルを引き回して左右のスピーカーに繋ぐことも可能。

とのことだった。
これは期待できる代物です!

※2016年12月5日追記:
光城精工の仮想アースが発表になりましたね。今日、気づきました。
デザインが上記と全然違う・・・・。イベントの時は↑こういうデザインだったんですってば、本当に。
光城精工 新製品の仮想アース “ Force barEP ”(同社カタログより)
※同製品公式サイトはコチラ
イベント時の宣言通り、年内発売3万円以下を実現しましたね。
うーん、欲しいかも・・・・。

2016年10月2日日曜日

艱難辛苦の末に、C.E.C.ベルトドライブプレイヤー+DACを満喫。

CDは購入して即リッピングというやり方だったが、物欲ムックリ。
それはC.E.C.のCDプレイヤーTL53Zの佇まいに惹かれたから。(※商品ページはコチラ
C.E.C. TL53Z(同社サイトより)
幅20cm近くしかなく、ドライブへのアクセスは蓋を手動でスライドオープン!スタビライザーを載っけてベルトドライブ。うーん、手がかかるし一々面倒。でも惹かれる、止められない。
で、結局同社製DAC DA53も入手するに至った(※商品ページはコチラ)。理由はAES/EBUの効果を味わいたかったから。物欲イッキ!
AES/EBUも装備したDA53の後ろ姿(同社サイトより)

両方共にオークションでは比較的価格が抑えられている。
TL53Zが237,600円のところ57,240円、DA53は85,300円のところ20,000円。頻繁には登場しないがコンスタントに登場するのでこまめにチェックを。

そうして手に入れたセットを組んで、さあ音出し。ところがデジタル(RCA)は音が出るのにXLRは無反応。新たに入手したWire WorldのXLRデジタルケーブルが悪いの?焦って変換ジャックやらアナログXLRケーブルやらを駆使して試すも結果は同じ。どう考えてもCDプレイヤーのXLR端子から信号が出ていない。幸い、落札したのがビックカメラからだったので連絡したところ、確認するから返送しろと。(箱は廃棄してしまったので結局池袋までハンドキャリーしたのだが)
私なりに“不具合間違いなし”と自信をもって返却したのですが、数日後の回答は意外にも「メーカーのテストでは問題がない」と。そんなはずが…と冷や汗。送り返していただき、再度セルフチェック。いやいや、どう考えても出力してないでしょう。もしやと思い、新しいAES/EBUケーブルも買ってみたけど結果は同じ。私の実験法に問題があるのかしらと、再度サービスに実験法について問い合わせしました。すると「DACもケーブルも合わせて送って欲しい」の一点ばり。わたしとしては、またも「問題なし」という結果では申し訳ない、という思いなのだが、致し方なく纏めて送付して回答を待った。

その結果、やはり機器側のトラブルだったそう。
「AES/EBU端子の2番ピンの直角に曲がっている個所が破断していた」とのこと。何故、症状の再現・非再現があったのかについては、DACの機種によって「2番ピンが破断していてもコンバーターの信号検出方式の違いにより再生できる」のだそう。DA53は“再生できない”方だったのだとか。
結局、端子を交換していただき、無事バランスケーブル2種でも正常に再生したとのこと。一本買い足して損したけど、まあ当方に間違いがあったのではなくホッとしたし、修理していただき有難かったということで、まずはめでたし。C.E.C.のサポートの方、ありがとうございました。偶々出品者がビックカメラであったが故に、サポートも動いてくれたのでしょう。オークションの危うさを感じた一幕でした。

見た目やスライドドアの感触は満足。驚いたのはリモコン。何しろデカくて重い。凶器になるほどの重量感。電池交換蓋もねじ止めという凝りようには驚かされた。
さて、改めて音出し。
「骨太であり、且つ、歯切れが良い」というのが第一印象。

さて、第二のポイント、RCAデジタルとの違いや如何に。
INFRANOISEのクロックレシーバーCCV-5経由の音なのだが、比較すると、微差ながらAES/EBUの方が骨太感が増す。うん、良いかもしれません。

話は変わって、偶々、逸品館のサイトで中古の「サウンドリマスターRMS-1000」なるものを見つけてしまった(※同店の評価ページはコチラ)。INFRANOISE製で、95,000円のところ32,000円。曰く「音が生まれ変わる」。良いじゃないですか。
インフラノイズ社 RMS-1000(同社サイトより)
“Session”と“Ensemble”という切り替えがついていて、曲によって切り替えができる。前者は“歯切れ重視”、後者は“響き重視”と言ったイメージの違いが明確に出ます。とは言え、格別音が良くなるとは言い難いところで、ま、そんなものかな・・・。
ついでに、CHORD Cadenza.REFERENCE 1.0m、45,360円のところ12,399円もオークションでゲット。何がついでだかも解らなくなってきました。

奇しくも、東京インターナショナルオーディオショウで素晴らしいシステムの音を聴いた後に我がシステムを聴いてみれば空しくなるばかり・・・。オーディオへの散財にもそろそろ打ち止め感も出てきたような。

2016年8月28日日曜日

試聴会 二題

この週末も二つの試聴会を体験した。

一つ目はスピーカー。
伝統の三菱DIATONE。
StereoSoundの小原先生の記事(※記事はこちら)で絶賛しており、ちょうど同社が九段下に造った視聴室(※同社サイトはこちら)での集いがあったので出向いてみた次第。
試聴会場の様子
同社のスピーカーはカーオーディオ用として細々とビジネスを継続しているが、言うに及ばず歴史は古く、今年で70周年。もはや伝説と言っても良い状況。今回のスピーカーは製品化前の開発段階での試聴会であり、それにも興味を引かれた。
司会の方が最も力説していたのが「スピーカーの歴史は振動板の素材の歴史」と言うこと。振動板のベストはダイヤモンドで、音速10,000m/秒に達するのに対して、今回開発した素材はNano Carbonized high Velocityで6000m/秒だという。(良く解らないのだが)
試聴素材はボーカルものやJazzのトリオやオーケストラでリッピングデータやCD、アナログと様々。さてさて、先陣を切ったのは女性ボーカル・・・うーん、綺麗だけど薄べったい感じ。色気も感じられない。続いてトリオ・・・スネアやシンバルの響きがやけに良いしピアノも弾ける。次に男性ボーカル・・・うーん、これも面白みに欠けるなぁ。そしてオーケストラは管楽器の響きはキリッとしている、し過ぎている。ちょっと疲れるかも。(あくまで個人の感想です・・・)
カーオーディオとの関連で16cmのウーファーなのだが、エンクロージャーは意外に大きい。アンケートで「販売したら購入したいか?」という項目があったが、「いいえ」と答えた私。ごめんなさい。(あくまでも、あくまでも個人の感想です・・・)

次の日はAudio Unionアクセサリー館での試聴会。AiTECのスタビライザーΛ8.24のデモだ(※同社サイトはこちら)。AiTECといえば私も同社の電源フレッシャーΛ5.35の愛用者のはしくれ(※過去記事はこちら)。しかも村山さん(株式会社ポーカロ・ライン代表取締役 村山貞雄さん(※同社サイトはこちら))も関係しているとあっては行かない訳にはいかない。
機器の下に見える青いモノが今日の主役
AiTECの社長もお見えになっており、色々と説明をお聞きできました。現物は結構軽くてちゃっちぃ代物。一般的なインシュレーター機能も無くはないが、8割方は「絶縁」に主眼を置いた製品だとか。機器のボディを電気的に縁を切ることで音場が広がると言う。また、同社のΛ3.16で培ったノウハウで電磁波を整える機能もあるとか。製品のパッケージを製作した会社の人が、現物を持ち帰った際、車のラジオのノイズが無くなって驚かれたと仰ってましたが・・・。
CDPとアンプとタップの下に製品を設置してあり、有り無しでは確かに違いがあります。若干大人しくなる傾向がありますが、兎に角、耳あたりが優しくなります。「音場が全く違う」と社長は力説してましたが、個人的には耳あたりの方が違いを明確に感じられた。特に効くのは電源タップのようです。「for Digital」と称してますが、アナログプレイヤーにも効果はありました。パソコンやNAS、ハブにも効果は抜群で、「リッピングの音がよくなる」とか。
実演後に「コレがあれば仮想アースが要らなくなる?」と聞いてみたところ「私が言ったとなると問題になる」との回答で、まぁ、言っちゃってるも同然ですが。製品が3個入りなのも2万円以内にしたかったからのようです。見た目は今ひとつですが、削り出しで、コストがかかっているそう。意欲作ですね。

ついでに電源フレッシャーとΛ3.16のデモもやっていただきました。「三製品の効果の方向性は総て同一」と社長の言。電位を揃え、キチンと電気がお仕事出来るようにするのがAiTECH製品なのだそう。例えば電源フレッシャーは、電圧と電位のタイミングを整えることで力率を上げ、両者のズレにより必要となる無駄なパワーアップを抑え、無駄なパワーアップの結果発生する電磁波を抑えるのが仕組みだとか。使っていながら何も知らなかったです。設置するのは堅い場所に直置きが良いそうで、帰宅したらインシュレーターを外さねば!

次に不可思議なΛ3.16(※公式サイトはこちら)の登場です。お店に開梱したものがないと知るや「パッケージに入ったままでも効果がある」と宣う。無造作にパッケージのまま、ビニール包装のままでラックの前の床に無造作に置きます。通常15秒程度で良いところを30秒待って試聴。微妙ですが、確かに音圧が上がったような・・・。社長曰わく「パッケージのままだから効果は1/3以下ですね」と。うーん、解りません。「オカルトグッズと言われる」と社長は言ってましたが、正にそういった心境でした。Λ3.16が10万円以上ですから、そのノウハウも入れ込んだΛ8.24はお得と言うこと・・・?不思議だけど面白そうな商品です。

2016年7月9日土曜日

クリプトンの新USBケーブル。

前回の記事でご報告のクリプトンの試聴イベントで拝聴した新製品USBケーブルをオーディオユニオンで予約していたことを思い出した。(※前回記事はコチラ
と言うことで、新製品のUSBケーブル UC-HRP1.0をゲット。税別8,000円のところ、イベント参加割引で税込6,000円也(※同社販売サイトはコチラ)。
クリプトンUSBケーブルUC-HRP1.0
最大の特長が、データ系と電源系のケーブルがシールドされて完全分離していること。ところがです。持ち帰ってから気付いたのが、私のシステムではパソコンにオプション・USBボードとBusPower-Proのダブルで電源系を分離していたっけ・・・。このケーブル最大の売りが意味ないじゃん・・・。

取り敢えず開封です。箱はご立派。しかし前回も記しましたがケーブルそのものは貧弱。写真を撮ってみました。1円玉ではサイズ感が掴みにくかったですね、スミマセン。
UC-HRP1.0のサイズ感
ケーブルの真ん中に線が走っているのが見えますでしょうか?これが、クリプトンが誇る「デュアル構造」ですね。

と言うことで、電源を切り離した効果は語れませんが、音質確認をしてみました。
比較する現行システムは、かの有名なHiVi附録超ショートUSB・Zonotoneで繋いである箇所(PC→DDCの部分)を取り換えてみる。
(と、ここで、パソコンが起動しなくなり、一週間の間が開いてしまいました・・・。)
さて、比較です。

クリプトンは素直な感じですが、力強さがZonotoneが勝り、私の環境での勝者はZonotoneに。
電源もPCから取る環境でしたら違う結果が出ていたかもしれません。申し訳ありません。

2016年6月18日土曜日

KRIPTON試聴会にてハイレゾ用USBケーブル発見!

audio union 御茶ノ水アクセサリー館 に無目的でふらりと立ち寄ったところ、顔馴染みの店員さんから「今日はリレー試聴会ですよ」とお誘いをうけ、クリプトンの会だったので参加してみました。(※ここはコーポレートサイトと販売サイトしかWebがないのですね。不思議な会社。アクセサリの販売サイトはコチラ

メインは振動を抑える新素材「ネオフェード・カーボンマトリックス3層材」。機能性ポリエステルをベースにした制振材をカーボン板でサンドしたもの。不要振動を素早く制すると共に発生電流も流してしまうそうな。
この素材を使った製品は、コンセントプレート、電源ボックス、オーディオボード、インシュレーターと多岐にわたる。

先ずは、ケーブルはクリプトン製だが、いかにも安っぽい2口電源ボックスのアルミのコンセントプレートを新素材のCP-HR10(※同社販売ページはコチラ)に交換。(曲はマーラー3番)
HRコンセントプレートCP-HR10(同社販売サイトより)
低音がクッキリ澄み渡ります。オーケストラの響きが増し、音場がグンと広がるイメージ。思わずちょっと身を乗り出しました。ワクワク!

次にケーブルを全てクリプトンのPC-HR1000M-Triple C(※同社販売ページはコチラ)に交換。(曲はトムジョーンズ)
これもボーカルが明瞭になるし、イントロ部のドラムもクッキリするしで言うことなし。
続いて電源ボックスをPB-HR500(69,800円(税別)※同社販売ページはコチラ)から、上板を新素材にした新製品PB-HR1000(150,000円(税別)※同社販売ページはコチラ) に交換。
これは思いの外変化はなかったのですが、まぁ順当な変化といったところでしょうか。クリプトンの電源ボックスはもれなくフィルターが入るので、敬遠気味というのが正直な思いです。試聴会では折角フィルターのコトを説明されていたのですが居眠りして聞いてませんでした。すみません・・・。

続いてはCDPの下に新素材を敷き詰めたオーディオボードAB-HR5(70,000円(税別)※同社販売ページはコチラ)を敷きます。(曲はホテルカリフォルニア)
ぼやけた音像がクッキリ。見事に余韻が蘇ります。寝ぼけていた頭もスッキリ!目が覚めました。
さらにインシュレーターをIS-HR50(38,000円(税別)※同社販売ページはコチラ)に。これは背が高いモノで、プレイヤー本体のインシュレーターを介さないセッティングが可能です。今度は高域の綺麗さが際立ちます。価格を考えるとオーディオボードの前にこちらを試すべきかもしれません。クリプトンの方がボードやインシュレーターで「10万円のCDPが30万クラスになる!」と豪語されてました。

続いてUSBケーブルです。
クリプトンが特許取得しているデュアル構造。電源系とデータ系を完全分離して影響をなくしたモノで、0.5mで38,000円(税別)(※同社販売ページはコチラ)もする。現物を見ると、しっかりしたケーブルで2つの線の間にはセパレーターをかまし、手作り感満載。
クリプトンのデュアル構造(同社販売サイトより)
これをもっとお求めやすい価格でと作られたのが「パフォーマンスシリーズ」と銘うった新製品(※同社販売ページには未掲載)。線は細く、お世辞にも「オーディオ用ケーブル」らしくないのだが、銀メッキ銅線を使い、シールドもカンペキだとか。二本の線の間隔もリファレンスシリーズに合わせており「(4万円超えの)リファレンスシリーズと変わらないクオリティ」と言い切っていらっしゃいました。ビックリ !!
「一番売れている単線のUSBケーブル(メーカー名は分かりませんでした)」と比較します。実はこのケーブルが8,000円のために、無理して価格を合わせたそうです。(曲は彼の月の光)
いやはや、余韻が全く違います 。以前、麻倉先生の試聴会でお聞きしたように「響き命」の曲だけに、この変化は重要なポイント。実は試聴会後に一本予約してしまいました。早ければ来週月曜に入荷だそうです。
因みに人気のポタアン用の15cmバージョンもラインナップしてます。

USBケーブル購入は予定外の出費でしたが、やはり試聴会は楽しい!