2014年5月19日月曜日

コンパクト・スピーカー選び。その2-決断篇。


前回記載の中古オーディオを扱う各店の新着情報を頻繁にチェックしていたのですが、ある日、ハイファイ堂のサイトに「値下げしました」と記載が。人気商品は瞬殺ですから「どうせ、人気ないから値を下げたんでしょ」と見てみたら、QUAD。「11L」は候補になかったのですが、デザインはキレイだし、ネット上には良さげな記述がてんこ盛り。更に翌日、QUADの12Lも登場。しかも両方共、秋葉原のハイファイ堂だっではありませんか。勝手に運命を感じ、「取り敢えず出向いてみましょう」と、自らに言い訳しつつ。

QUADはやはりアンプの会社だからねと、候補に挙がっていなかったのですが、やはりあの独特なデザインにはずっと憧れがあったのは事実。様々な評価、レビューでも「ヨーロッパらしい」という表記がありますし、期待増殖。

さて、お店に出向くと一階では他のお客さんが試聴の準備中。棚には沢山の小型スピーカーが陳列されています。お、12L発見。でも、お目当ての11Lはない。
目の前で試聴使用としている方は高そうなシステム。でも私は4万円程度だから言いにくいよな、と、少し気圧されつつも、念のため店員さんのにお伺いすると11Lは三階で試聴できると誘われ。
ヨドバシカメラのように、簡単に比較試聴できるのかと思いきや、棚からおろしてセッティングして・・。安い商品なのにと恐縮することしきりに。接続に手間取っていらっしゃって更に恐縮。
そしていよいよ試聴。ちょうどDiskUnionに行ってきたところだったので、チェロのCDを持っており、それを聴かせていただきました。
第一印象は「うーん」。音が痩せていて魅力がない。どうしよう・・、と思っていたら、「すみません。繋ぎ間違いしてました。」と店員さん。へ?と思ったら、片方のスピーカーが逆相になっていたと。ちょっぴり安堵。
で、再び着席して試聴。
良い音だ。少なくとも、今、聴いてる物とは雲泥の差。まずもって奥行き感が違う。やっぱりスピーカーに金かけなくちゃね(偉そうに言える金額ではありませんが)と、一人ごちる。
続いてマリンバ、そしてシンフォニーも試聴。正直言うと、ゾクッと来ませんでした。私の判断基準の一つが、良い音だとゾクッとくること。今回はそれがありませんでした。うーん悩ましい。
でも、こんな安さで丁寧な対応していただいて申し訳ない気持ちがイッパイで、実は此方で試聴した後、LivingAudioに足を延ばして、MUSEHEART S-1Z-ISX(※コチラ)を試聴しようと心に決めていたのですが、気弱な私はついフラフラと「買います!」と高らかに宣言。


※私が購入した個体です。
(ハイファイ堂サイトより)

あるお店が倒産して、新品同様の小型スピーカーが大量入荷しているそうです。今がチャンスですぞ!使い込んだ、慣らしの済んだ個体欲しさに中古を狙っていたのですが、ま、いいや…
会員登録して5%引き!37,800円也(税込)。文句言えばバチが当たります。
更にです!今、帰宅しても、奥さん外出中で見つからずに済む!「持って帰ります!」そして貧乏性な私は都バスでご帰宅。奥さんにバレないように、静かに押入の中でその時を待つスピーカーなのです。(「まだ聴いてないのかよ!」との突っ込みごもっとも。今しばらくお待ちください。)