2013年3月22日金曜日

X Phoneに思うこと。

「X Phoneの出現で日本メーカーが苦境にたたされる」という書かれ方を一様にされています。
確かにNEXUS7をアメリカから入手し、触ってみて、思わず「嗚呼・・・」という嘆息が零れる程のインパクトがありました。「このスペックでこの価格」、加えてGoogle純正品。勝ち目は何処にもないように思えたのです。
そもそも物事へのアプローチが日本企業と海外のそれとでは大きく異なる気がします。日本企業は慎重の上にも慎重を期し、「問題が起こらないように」あれもこれもシミュレーションして発売しようとする。ところが海外企業は「取り敢えず出して問題が起きたら速攻対処する」という感じ。StreetViewスタート時のGoogleがまさにそれで、文句が出たら対処する方式であった。更にスマホの場合もしかり。まず、Googleからの情報入手には階級が存在するといわれてますよね。第一がサムソン、LG。第二勢力がノキア、HTC、ソニエリ、パナソニック。第三勢力がシャープ他の日本企業(と、ずっと前に聞いたので最早変わっていると思います)。このため、第一勢力の二社はとにかく早い。しかも何はともあれ出すからその差歴然。何か独自性を付加しようとする日本企業はずっとずっと出遅れる結果となる。
今回のGalaxyは色々アプリを付加してきているので、この方程式通りではないですが、既に余裕というところかも。
日本企業も焦っているでしょうね。勝ち目はあるかしら。
挙げ句に、世の中のパーツメーカーはApple、Samsung偏重で、こんな不満も噴出し。
※Gizmodo記事へ。
どうしても勝ち馬に乗ろうとしますわなぁ。仕方ないです。
まあ、こんなに簡単に図式化出来ないことは解ってますが、的外れとも思えず。
私もそうなのですが、iPhone以外のスマホ、即ちAndroid第一世代の人々がちょうど二年縛り終えつつあります。さて、色々苦労したこの方々がどう動くのか、注目です。
一方、アクセサリーの観点からすると、iPhoneは言わずもがなですが、Galaxyが多いですよね、バリエーションが。単に販売量の問題だけではなく、戦略性が垣間見られます。購入後の楽しみを演出するためにも、日本メーカーはもっと情報開示してヨーイドンで演出すべきと思ってしまう。
残念ながら、X Phoneにはものすごく興味があります。キャリアの対応次第ではやはり本命といわざるを得ません。でも、「モノの価値」という観点からは、やはり寂しさを禁じ得ません。