2014年5月24日土曜日

コンパクト・スピーカー選び。その3-実践篇の1。

まずは、改めてスピーカー周りの環境を、備忘録を兼ね、【標準価格 / 入手価格:入手経路】と共に。(消費税率が混在しています)

■スピーカー QUAD L11(※コチラ)【108,000円 / 37,800円:ハイファイ堂】
■スピーカーケーブル MONITOR社 COBRA Silver Line6S(※紹介記事はコチラ)【2,800円/m /?円】
■バナナプラグ(アンプ側:スピーカー側はアダプター無し) WBT WBT-0645(※コチラ)【12,075円 /?円】
■バイワイヤーアダプターAcoustic Revive BWA-4(※コチラ)【10,800円×2 / 10,500円:ヤフオク】
■“バイワイヤーアダプター→スピーカー”のケーブル van den Hul VDH-T4(※コチラ) 各30cm×4本【4,800円/m / 1,770円/1.2m:ヨドバシカメラ】
■インシュレーター musica ハードウッドブロック hwb30(※コチラ:旧シリーズなのでサイト掲載なし。現行品は人工大理石+ブラジリアンチークですが、hwb30はスリットが入った木材だけです。)【7,344円 / 2,520円:audio union】

使っていない物も含めて、スピーカー周り以外の諸々。
■パッシブアッテネーター musica att60(※コチラ)【79,800円 / 21,000円:ヤフオク】
■プリアンプ musica pow60v2(※コチラ)【118,000円 / 28,500円:ヤフオク】
■サブウーファー MonitorAudio Vector VW-8(※コチラ)【46,200円 / 11,000円:ヤフオク】
■その他のRCAケーブル類 サウンズ・ナカムラ特注ケーブル(※ケーブルの詳細はコチラ、サウンズ・ナカムラについてはコチラ
□バナナプラグ audioquest SGBFA【3,456円 / 2,000円:ヤフオク】
□バナナプラグ SAEC 型名不明【?円/?円】
□音質改善アクセサリー ゴトウ総合音響 マイクロフォニックノイズコンディッショナー MNC(※コチラ)【8,900円 / 4,600円:ヤフオク】
□音質改善アクセサリー ゴトウ総合音響 radio wave cut ハイクラスーバナナプラグ付き(※コチラ)【16,520円 / 5,000円:ヤフオク】
以上です。
色々揃えたなぁ・・。

さて、本題。
このスピーカー、ネットで拝見すると100時間程度“慣らし”をしないとダメだと書いている方もいらっしゃる。そこで、取り敢えず「XLO ReferenceRecoding TEST & BURN-IN CD」を数回繰り返し再生してから、いざ試聴。何時ものマリンバソロ→チェロソロ→ピアノソロ→女声→男声というパターンで。

うーん。正直な感想は「普通」。
悪くはないけど、よい音を聴いた際に起こる「ゾクッとする」感じが全くない。
レビューでよく書かれているように、高中域、特に中域は美しいけど、あまり「ゾクッ」とは来ないです。残念。

そして、曲を流し続けること数時間、早くも音がどっしりしてきました。マリンバの響きは増し、情感が滲み出てきました。チェロの色気はもう一踏ん張り必要な感じ。

マリンバやチェロ、ピアノなどもソロ系の方が得意ですね。オーケストラはもっと奥行きが欲しいし、ホールの隅々にまで広がる音の粒の再現に至ってない感じがします。
まだまだ、しごき甲斐がありそう。これからしばらく粘ってみますので、乞うご期待。

2014年5月19日月曜日

コンパクト・スピーカー選び。その2-決断篇。


前回記載の中古オーディオを扱う各店の新着情報を頻繁にチェックしていたのですが、ある日、ハイファイ堂のサイトに「値下げしました」と記載が。人気商品は瞬殺ですから「どうせ、人気ないから値を下げたんでしょ」と見てみたら、QUAD。「11L」は候補になかったのですが、デザインはキレイだし、ネット上には良さげな記述がてんこ盛り。更に翌日、QUADの12Lも登場。しかも両方共、秋葉原のハイファイ堂だっではありませんか。勝手に運命を感じ、「取り敢えず出向いてみましょう」と、自らに言い訳しつつ。

QUADはやはりアンプの会社だからねと、候補に挙がっていなかったのですが、やはりあの独特なデザインにはずっと憧れがあったのは事実。様々な評価、レビューでも「ヨーロッパらしい」という表記がありますし、期待増殖。

さて、お店に出向くと一階では他のお客さんが試聴の準備中。棚には沢山の小型スピーカーが陳列されています。お、12L発見。でも、お目当ての11Lはない。
目の前で試聴使用としている方は高そうなシステム。でも私は4万円程度だから言いにくいよな、と、少し気圧されつつも、念のため店員さんのにお伺いすると11Lは三階で試聴できると誘われ。
ヨドバシカメラのように、簡単に比較試聴できるのかと思いきや、棚からおろしてセッティングして・・。安い商品なのにと恐縮することしきりに。接続に手間取っていらっしゃって更に恐縮。
そしていよいよ試聴。ちょうどDiskUnionに行ってきたところだったので、チェロのCDを持っており、それを聴かせていただきました。
第一印象は「うーん」。音が痩せていて魅力がない。どうしよう・・、と思っていたら、「すみません。繋ぎ間違いしてました。」と店員さん。へ?と思ったら、片方のスピーカーが逆相になっていたと。ちょっぴり安堵。
で、再び着席して試聴。
良い音だ。少なくとも、今、聴いてる物とは雲泥の差。まずもって奥行き感が違う。やっぱりスピーカーに金かけなくちゃね(偉そうに言える金額ではありませんが)と、一人ごちる。
続いてマリンバ、そしてシンフォニーも試聴。正直言うと、ゾクッと来ませんでした。私の判断基準の一つが、良い音だとゾクッとくること。今回はそれがありませんでした。うーん悩ましい。
でも、こんな安さで丁寧な対応していただいて申し訳ない気持ちがイッパイで、実は此方で試聴した後、LivingAudioに足を延ばして、MUSEHEART S-1Z-ISX(※コチラ)を試聴しようと心に決めていたのですが、気弱な私はついフラフラと「買います!」と高らかに宣言。


※私が購入した個体です。
(ハイファイ堂サイトより)

あるお店が倒産して、新品同様の小型スピーカーが大量入荷しているそうです。今がチャンスですぞ!使い込んだ、慣らしの済んだ個体欲しさに中古を狙っていたのですが、ま、いいや…
会員登録して5%引き!37,800円也(税込)。文句言えばバチが当たります。
更にです!今、帰宅しても、奥さん外出中で見つからずに済む!「持って帰ります!」そして貧乏性な私は都バスでご帰宅。奥さんにバレないように、静かに押入の中でその時を待つスピーカーなのです。(「まだ聴いてないのかよ!」との突っ込みごもっとも。今しばらくお待ちください。)

コンパクト・スピーカー選び。その1―序章篇。

やっぱり欲しくなってしまうのはスピーカー。AADのフルレンジ一発では如何ともし難く・・・。(当たり前?)

条件はコンパクト、ヨーロッパ製品、木目、できればバイワイヤリング、そして5万円前後。
偏見や好奇心で以上に決めましたが、此所までに絞るのにも紆余曲折。ぶっちゃけ、どんなスピーカーでも今より良いのは分かるのですが、欲は限りなく。

エージングが済んでいるはずの中古が狙い目と信じる私、ヤフオク、オーディオユニオン(※コチラ)、ハイファイ堂(※コチラ)、大阪の逸品館(※USEDはコチラ)、福岡の吉田苑(※コチラ)、横浜のAfroAudio(※コチラ)、秋葉原のDynamicAudio(※USEDはコチラ)、同じく秋葉原のオンケン(※コチラ)、中野のフジヤエービック(※コチラ)まで。これらを一所懸命巡回してさがし続けること二週間。そして、候補は以下のように絞られました。
1.Dali Royal Menuet II(※コチラ
聞くどころか、見たことすらないくせに、第一候補に躍り出た機種。あくまでも直感。木目で中高域に強く、良い意味で癖がありそうなところが気になった。あの、吉田苑さんも絶賛のよう。
2.Airbow image11 kai2(※コチラ
言わずも知れた、大阪の有名オーディオショップの改造版。切れ味抜群のようだし、プロが手を加えて激奨する物は、少なくとも悪くはない、と信じて。コンパクトさが魅力。
3.Quad 11L(※コチラ(但し後継機です))
ハイファイ堂のサイトで発見し、突如候補に浮上。ググると多大な誉め言葉。曰く「中域が恐ろしく美しく、後継機11L2よりも初代の方が良い」と。木目が美しそうな機種だが、少し大きめなのが悩みどころ。でも、中古は安い・・。
4.MONITOR AUDIO RADIUS90(※コチラ
何よりコンパクトさが傑出。ヨドバシカメラで試聴した超コンパクトタイプの中では最も音がしっかりしていたのと、サブウーファーもMONITOR AUDIOなのと、中古は3万前後とお安いので。
5.mhi Evidence MM01A(※コチラ
この上位機種を一時こぞってベタ誉めしていたのと、販売が大好きなSAECなのと、筐体の造りがガッチリしていたので。偶々AfroAudioで中古が出て36,000円だったのですが・・。
6.MUSEHEART S-1Z-ISX(※コチラ
これも偶然発見。小さなオーディオ専業会社が一所懸命作っている物が大好きなのと、これまた偶然、お買い得商品として同社サイトで30%offで58,800円だったので候補に急浮上(ただしこの会社のサイトの価格表記がページによって異なるので基準価格がよくわかりません・・・)。真剣に試聴に行こうと考えました。
7.TEAC S300neo(※コチラ
唯一の国産。コンパクトスピーカーでは有名ですね。ただ、真面目なんだけど、決め手にかけたかな。
等々。

ヨドバシAkibaでは、自分のCDを持参して比較している方も多くお見かけしました。結構賑やかですから集中できないんですよね。
オーディオユニオンでmhi Evidence MM01AとDali Mentor Menuetの通常版を聴かせていただいた際、前者はシャキシャキしているのですが素っ気ない感じ。所謂モニターライクな印象。後者の方が良い印象だったのですが、その際店員さんがニヤリとして頼みもしないのに「SE」を聴かせてくださり・・・あまりの違いに呆然。価格も違いますけど、それにしても罪なことをなさる・・。

悩んでいる時が一番楽しいモノ選び。日々、というか時間毎にサイトチェックが始まります。と、言うのも、「1」はなかなか中古が出ないし、「2」は時折出るのですが、人気が高く、毎回、瞬殺で落とされるから。

そして運命の時が。長くなりましたので、それはまた次回に。

2014年5月14日水曜日

続いて、DELA。(ただしLANケーブルだけ)

3月発売から延期して(自社サイトでは「3月発売」という表記のまま。ヨドバシカメラのサイトで5月発売であることは知りました。)、ようやく発売になったのをヨドバシ.comで知り、早速購入。※公式サイトはコチラ
1mで4,290円也(ヨドバシカメラ)。

早速ご紹介。まず、箱がご立派!

中身も不必要に分厚いウレタンでがっちり。うーん、コストダウンした方がユーザーのためではないかしら??

さて、気を取り直して試聴。
私の環境は、NAS(RockDiskNext )→カテゴリー7のLANケーブル1m(ELECOM LD-TWSTシリーズ:LD-TWST/BM10 ヨドバシ価格1,440円)→HUB→オーディオ用LANケーブル0.75m(CHORD:Cstream Amazon価格6,840円)→PC、という具合。

以前の経験により(※過去の記事を参照ください)まずは、川下のCHORDと交換。
何時ものように、先ずはマリンバ。高音の煌めきはまずまず。続いてチェロ。ここで「あれ?」。低音部が響いて来ないのです。CHORDに戻すと「やっぱり・・」。もう一度DELAに戻してガックリ。ソプラノはまずまずでも、テノールでは今一歩。
仕方ないか、と、川下はCHORDに戻し、川上のELECOMをDELAに。そして此処でもチェロで「あれ?」っと。ELECOMの方が良いぞ!
そんな馬鹿なと何度か交換して試しましたが、結果は同じ。中低域の膨らみが乏しいのです。
うーん。まさかの早速のお蔵入り?

しばらく繋いでおいて、化けるのを待ちます。期待が大きかっただけに、嗚呼残念!
audioquestのCinnamonを買うかなぁ・・・。
私は知らずに購入しましたが、CHORDって有名なんですね。お恥ずかしい。
和歌山のオーディオショップ「サウンドライン モノリス」さんのブログで紹介されていました。※コチラ
これを拝見すると上のバージョンも気になりますが・・・。

2014年5月2日金曜日

早速の、新導体 PC-Triple C!


SAECから、PC-Triple C(Pure Copper-Continuous Crystal Construction:連続結晶高純度無酸素銅)を世界で初めて採用した電源ケーブル、AC-6000が4月30日に発売されました。
※公式サイトはコチラ
※写真は公式サイトより借用

長い間、君臨してきた古河電気工業のPCOCC導体が2013年3月に製造・販売を終了したことから、その後継者として、そして新たな切り札として期待を集めていたケーブルが遂に登場しましたね。
※PC-Triple Cに関するPhilewebの詳しいインタビューはコチラ

ネットで検索すると、オヤイデにもオーディオユニオンにもサイトに記載はなく、発見したのがヨドバシ.com。なんと「スピーカーケーブル」にカテゴライズされており、しかも店頭在庫は秋葉原と町田だけ(5/1時点です)。そこでイソイソと秋葉へGO!

本当は1.5mがベストだったのですが、メートル単位での販売しかしておらず、ほんのちょっぴり、1m。6,000円也。(もちろんポイントは10%)

使用したのはメインアンプの電源ケーブル。(メインアンプ:Musica pow60v2 ※公式サイト
■これまで使用のケーブル:
 ・ケーブル:OYAIDE TUNAMI NIGO 1.8m (※公式サイトはコチラ
 ・コネクター:OYAIDE 電極をベリリウム銅無メッキにしたスペシャルバージョン

■Newバージョン
 ・ケーブル:SAEC AC-6000 1m
 ・コネクター:JODELICA ETP-320cu/ETP-850cu(※公式サイトはコチラ
このコネクター、オーディオユニオンで中古各5,280円也。「Jorma Design向けに設計された」というフレーズに痺れてついポチッと。こちらも無メッキで、一か月ほど前に入手していたもの。本当はOYAIDEのTUNAMIにしようと思っていたのですが、新モノ好きな私はついフラフラと。

さて、長い前置きの後、簡単な印象を。

音は中高音傾向で、全体的に軽く華やか。重低音は軽めです。(TSUNAMI NIGOとの比較において)
第一印象はマリンバのソロが艶っぽく聞こえたのですが、若干軽め。でも華やかで艶っぽい(表現が下手くそで恐縮です)。ピアノソロとかもよく響きます。
一方、チェロのソロはボリューム感に欠ける。今のケーブルにした際、サブウーファーのボリュームを下げたのですが、少し戻そうかな、という感じ。
どちらかというとクラシックよりPOPS向きでしょうかね。
もちろん、まだエージングしていません。さて、これより「XLO」のリピート再生に入ります。あ、電源ケーブルにXLOは関係ないや。ま、やっときますけどね・・。

忘れていました。最大の利点。ケーブルが柔らかいです!取り回しし易いのなんの!!

ちなみにスピーカーをAAD E-30という、古いフルレンジ・コンパクトスピーカーに変えました。どういった経緯で入手したか忘れてしまいましたが実家にあったので鳴らしてみたらコチラの方が好みの音だったので。
続きはまた。