2014年12月13日土曜日

OTOTOY ハイレゾ・イベントで新機種聴き比べ。


OTOTOY主催のハイレゾ試聴イベントに行ってきました。
 (OTOTOYの紹介ページ※コチラ、AVwatchの記事※コチラ
渋谷ヒカリエの8階で、スペースはとってもこぢんまり。最初は其処が会場とは思わなかった程。場内にテーブルとイスと各機材が並び、各々自由に聴ける催しです。トークショー的なものもあったのですが、そちらはスルー。

さて、私が試聴したのは以下の機器。
■KORG:USB DAC「DS-DAC-100」「DS-DAC-100m」(※商品サイトはコチラ
■iFI-Audio:「micro iDSD」「Stereo 50 Retro System」(※商品サイトはコチラコチラ
■SONY:ポータブルアンプ「PHA-3」(※商品サイトはコチラ
■Astell&Kern:ハイレゾポータブルプレーヤー「AK240」(※商品サイトはコチラ
■TEAC:ハイレゾポータブルプレーヤー「HA-P90SD」(※商品サイトはコチラ
■パイオニア:ネットワークオーディオプレーヤー「N-70A」(※商品サイトはコチラ
■ヤマハ:USB DAC搭載プリメインアンプ「A-S801」(※商品サイトはコチラ)

ヘッドフォンは数種類あったので、比較は難しいところ。iFI-Audioのコンポとヤマハのアンプだけはスピーカー接続だけど、周囲の方への遠慮からキチンと音を出せませんしね。
KORGの「DS-DAC-100」と「DS-DAC-100m」は想像以上に音が違ってビックリ。DAC-100の野太く据わった音は魅力的。100mは音が軽めで比べてしまうと解像度も劣る。
iFI-Audioの「Stereo 50 Retro System」は来年2月発売予定のハイレゾ対応ミニコンポ(予価16万円)。音は派手さはありませんが、デザインはステキだしお手軽で良いですね。
同じくiFI-Audioの「micro iDSD」。PCM 768kHz、DSD 24.6MHzまでのネイティブ再生に対応しており、今回期待の機種。最初に聴いたのが小野リサさんで、その瞬間はガッツポーズだったのですが、坂本龍一さんの戦場のメリークリスマスになったら、高音の響きが物足りず、今ひとつ。まあ、価格を考えると充分“買い”ですけれど。
ソニーのバランス対応ポタアン「PHA-3」は可もなし不可もなし。キレイに纏めた、という印象です。先述のKORGや後述のAstell&Kern、TEACと比べてみて、最優秀機種は・・・(価格度外視で考えると)うーーん、それでもSONYかなぁ。上手く纏めているかな、デザインも含めて。
Astell&Kernのプレーヤー「AK240」は高音が華やかなれど、押しは弱め。
TEACの「HA-P90SD」はDSD 5.6MHzやPCM 192kHz/24bit対応のポータブルプレーヤーだが、操作が煩雑だし重いしで今ひとつ。
続いて、これまた期待のパイオニア「N-70A」。DSD 対応だし32bitへのアップコン機能。左右のチャンネルが独立してバランス回路も魅力的。使ってみると、リモコン操作が直感的にできるし動きも軽快で好印象。音はおとなしめだが、PCMのアップコンは結構ステキだった。筐体がデカい感じがしますが。
最後にヤマハのDSD対応USB DACを搭載したプリメインアンプ「A-S801」。デザインが往年の名器を踏襲していて懐かしい感じ。でも、今の私のシステムの方が好きな音。

雑感だけでしたが、何はともあれ、聴き比べは楽しいなぁ。