2016年2月22日月曜日

スイッチングACノイズフィルターの使い処。

かつて記載のように(※過去記事はコチラ)、CDPからのデジタルアウトを接続するDACとしてStyle Audio CARAT-SAPPHIRE (※AVwatchの紹介記事はコチラ)を使用している。しかし例によってACアダプターが貧弱で若干気になる。もちろんメーカーも安けりゃ良いとは思っていないだろうが、そこはやっぱり・・・。で、発見したのが、BusPowerPRO用のオーディオACアダプターで有名なFIDELIXのFL-AC-st1(※ZIONOTEのサイトはコチラ)。うーん、1万5千円弱はなぁ。BusPowerPRO用の物(FL-AC-zn1)は電圧も端子径も合わないし・・・と悩んでいたら、世の中にはあるもので、中村製作所のNMMB02(※同社サイトはコチラ) 。私好みのツールを出してくださる大好きな会社ですが、このNMMB02は機器付属のACアダプタを繋げば電気を綺麗にしてくれるという逸品。発想が素晴らしい。そしてこれがaudio unionで中古で出てくるからもっと素晴らしい。10,080円のところ5,400円!
NMMB02(同社サイトより:現物はケーブルが白色でした)
但し、変換ジャックが必要となります。Style AudioのDACのDCジャックは外径3.4mm内径1.4mmで、NMMB02の径はインもアウトも外径5.5mm内径2.1mm(内径2.5mmのアダプタは付属している)ですから、かなり異なります。
いそいそと秋葉のガード下に出向いて、ほぼ同じ定格のACアダプターや5.5→3.4の変換ジャックを買ったり、翌日再び足を運んでパーツ類を仕入れて変換ケーブルを半田付け自作したりと、あれやこれやと奮闘努力。「じゃあ、最初からFIDELIX買えば?」という内なる声を無視していざ試聴します。
・・・「あんまり変わらないや」・・・。
静寂感が高まるとか、高域の伸びが・・とか顕著な違いを期待したのですが、結果は微妙なところ。プラシーボを自認しつつ、高音の煌めきや無音の凄みは増した、かな?でも音が落ち着いたというのか大人しくなったというのか・・・。元々電源の環境には気を付けているから差が出にくいのかしら?ま、いいや。楽しかったから。これ以外にも使い回せるし、あって損はない製品ではないでしょうか。

と、半ば諦めながら終わらせようとした時、「NASの電源に使ってみたら」と、ふと気づきます。NASはio data(正確には“挑戦者”)「Rock Disk Next」。アダプタの口径は5.5。早速に試してみると、違いは顕著!高音の密度は増してキツさも和らぎ、音場も立体的に膨らみます。コチラの方が断然「あり」です。思いもよらぬところで落ち着きました。

そういえば最近発売されたiFi AudioのiPurifier DC(※同社サイトはコチラ)も同様のコンセプトですね。ちなみにこちらは「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」と称し16,000円ですが、3.5 x 1.35mm用のアダプターも同梱されているそう。因みに、このアダプタだけ欲しくなって、ダメもとで問い合わせしましたが、販売できないとの回答でした。
iFi Audio iPurifier DC(同社サイトより)

ついでにもう一つ。
バイブレーションキラー STB-1(※SOUND MAGIC社サイトはコチラ)!
バイブレーションキラー STB-1(SOUND MAGICサイトより)
「サウンドキラー」と来たもんだ。強そうなネーミング。
機器の天板とラックの棚板の下部を結ぶことで、機器と棚板の両方の不要振動を抑え込むそうで、こんな設置法もあるそうです。
逆転の設置法(SOUND MAGICサイトより)
なんか楽しそうでしょ?audio union御茶ノ水アクセサリー館の店頭で拝見し興味を持ちました。これまた中古が出ていて5,400円のところ3,500円。御覧のように4種類の支柱(20mm30mm50mm80mm)が付属しており、31mm~105mmの間隔の場所に対応可能だとか。
パッケージ内部(下部が四本の支柱)
喜び勇んで家に帰ったら、なんと我が家のCDPの上部には20mm程度の隙間しかなかったことが判明しました・・・。ヘンなオチでナサケないのですが、次なる出番の時を楽しみにしております。