実はDA変換機としては、KORG DS-DAC-10に始まり、ネットワークプレイヤーNA6005、Behringer SRC2496、そしてNmode X-DP1と、沢山あるのだが今一つ満足がいかない。折角のクロックジェネレータやコンバータを活かすために、一世代前の192KHz以下でUSB入力無しの高性能なDACをローコストで仕入れようという皮算用に至ったと言う訳。加えて、あれやこれや電源を入れずとも再生できる環境を構築しようと考えたもの。さてさて上手く行くやら。
何時ものようにヤフオクでDACを検索。たとえ安くてもチャチなのはNG。あくまでも評価が高いモノ狙い。中々ない。ESOTERICだと古い中古でも10万近くするし・・・じっくり待てばよいのだが気が短くて一所懸命物色。で、たどり着いたのがコチラの機種 Style Audio CARAT-SAPPHIRE (※AVwatchの記事はコチラ)。その後出たLE(※発売元ZIONOTEサイトはコチラ)の方が良さそうだったが、両者の違いはオペアンプのようで、これも好き好きだとか。ネット上にレビューは殆ど無いのだが、それなりに良い評価。ま、13,980円だから良しとしよう。
Style Audio CARAT-SAPPHIRE(AVwatchより) |
背面の端子 |
CD→(デジタルケーブル:Belden)→クロックレシーバー →(デジタルケーブル:Belden)→DAC→(アナログケーブル:REQST)→アンプ
これにて「CD→(アナログケーブル:Chord)→アンプ」との比較試聴であります。
さて、試聴してみると・・・一聴して「大きく違う!」というものではありませんが、特にエレキギターのソロやチェロのソロなどでは明確に立ち上がりの良さや、破裂音の澄んだ様に違いが出ます。「このDACは中域が厚い」とブログで書いていらっしゃる方がありましたが、Beatlesの「1」なども違いが顕著でした。CDらしさが出る感じ、良くも悪くも。一世代、二世代前の名機の中古を狙ったこの作戦、アリですね。
とは言え、アナログ出力の若干の甘さが、古い録音のクラシックなどでは耳触りが良くて好きなのですが。Chordケーブルの良さが出ると言いますか・・・。