2015年5月30日土曜日

何故か突然のイタリアンサウンド! Verdi Settanta 降臨!その1.

Verdi Settanta (NASPEC サイトより)
気がつけば銀色の躯体が我が家にやってきていた。唐突すぎる Verdi Settanta。(※輸入元のナスペック社サイトはコチラ

今回の出来事(出来心?)の切っ掛けは、どうにもサウンドが物足りなかったことから。QUAD11Lは人気があった機種のようで、確かに定位も良いし、綺麗に鳴る。でも、何か物足りない。キレイに纏まってはいるのだが、こぢんまりしていてワクワクしない。もとより元気一杯な音が好きなわけではないものの、あまりに大人しく纏まりすぎ。(色々アクセを付け過ぎという御批判には敢えて耳を貸しません)
何だろう・・・。そもそも、自分のオーディオを無条件で気に入っている人ってどれ位いらっしゃるのだろう・・・。結局は折り合いをつけなければならないのだろうか。「やっぱりアンプのせいかなぁ・・・」と、すぐに何かに責任転嫁しながら、何時ものようにヤフオクを繰っていると、目に飛び込んできたのが「Puccini Settanta」という文字。“蝶々婦人”?と気を引かれ、調べてみればイタリア製のプリメインアンプ270,900円也。(※コチラ
Puccini Settanta(NASPEC社サイトより)
綺麗な潔いシルエットだなという第一印象。ネットで見ても高評価。へぇと思い検索を続けると、楽天オークションの「Verdi Settanta」という文字が検索に引っ掛かっているのを発見。今度は“椿姫”?とか月並みな感想を抱きながら、今度は此方をチェック。情報は少ないながら、真空管とのハイブリッドによる「艶のあるサウンド」との表記がある。良いですな。楽天オークションの方が得てしてお買い得ですし。デザイン傾向は似ていてシンメトリーか否かといった違いかな。リモコンはPucciniの方がアルミ削り出しで断然良さそうですが我慢。
かくして僅かな競り合いの末に落札と相成りました。47,000円也。標準価格は260,400円で、一般的な中古価格よりもお買い得でしたし、一日後に落札があったヤフオクのPuccini Settantaが77,000円だったから、作戦通りでした。勿論VerdiとPucciniの音は違うでしょうが、どちらも聴かないまま購入するのだから同じこと。

ワンオーナーで2年しかお使いではなかったようなので真空管は、まだ大丈夫でしょうが、ナスペック社のサイトで「真空管は6DJ8を使用」との記載を発見。先日、Triode社の試聴会で、真空管の寿命のことやら真空管で音が変わることなどをお聞きしていたので、ちょこっと調べてみると、「軍事用の真空管はノイズに厳しいため性能が良い」とか様々な耳学問(目学問?)を得ることができました。そして、勢いで「ロシア軍球」という真空管も購入。換装できるか否かは不明ですが取り敢えずさらなるお楽しみが。(球露屋さん※コチラ:素人の私に色々ご親切に教えてくださいました)
これで備えは万全。後は試聴。何時も前置きが長いなと我ながら・・・。

実は同時にスピーカーケーブルを替えようと思い、何時ものaudiounion御茶ノ水アクセサリー館にて、LANケーブルでとっても気に入った「Chord Company」のCarnival SilverScreen BW(※販売終了商品なのでヨドバシカメラのサイトへ→コチラ)を発見してゲット。同社の現行商品Rumour2(※ついでなので、コチラもヨドバシカメラへ→コチラ)もあったのですが、同社のバイワイアを縒って使うと素晴らしいとのブログの記述を幾つか見たので、迷いつつもSilverScreenを選びました。2.6mペアで5,200円也。安い!

で、まずは以前のシステムでスピーカーコードを換装。スーパーツィーター用に使用していたaudioquestCV-4.2を「高価だから」という阿呆な理由でメイン用に使っていたのですが、これをChordに。すると・・・・おーーっつ!良いではありませんか。音に太さが出てどっしりしました。やっぱり最初の印象通り、CV-4.2は高域用にしておくべきだった・・・。
折角アンプを買ったのに・・・。さて、結末は次章にて。