会場の様子 |
先ずはアースケーブルを接続しないでスタートし、次からはオプションのアースケーブル(RCA)で以下の順番で聴いて行きます。曲はノラジョーンズ。
- Minimus に1本だけ接続
- Silver Minimus に1本だけ接続
- Minimus 2台に1本ずつ接続
- Silver Minimus 2台に1本ずつ接続
- Tellus 1台に2本接続
- Silver Tellus 1台に2本接続
価格を考えると、TellusシリーズよりMinimus複数台の方が良いことが分かります。(価格を考えずともMinimus複数台の方が良いかもしれません)
続いて、Silver Minimus 2台に接続するアースケーブルをRCAからXLRに変更します(曲はキースジャレットに)。
これまた大きく変わります。会場での挙手ではRCA派の方とXLR派の人はほぼ同数でしたが、私は圧倒的にXLRに軍配を挙げます。清涼感が違います。荒川さんによると、一般的にXLRの方が違いが出やすい傾向にあるそうです。
更に、アースケーブルを接続する機器による違いを比較します。これまで通りアンプ /XLR接続(2本)とCDP/XLR端子(2本)の比較です。
パッと聴きはCDPの方が余韻が綺麗に聴こえます。でも聴き続けると、CDPの方は若干甘いのでは、と感じるようになります。会場ではCDPに接続した方が好きという方が若干多めだったのですが、微妙ですがアンプの方がベターではないかと私は思います。
荒川さん曰わく、一般的にはプリアンプがベストと思うとのこと。また、AaccuphaseのCDPに関してはRCAの方が良いかもしれないとも。
さて、接続法は更に複雑になります(音源はサラブライトマン)。
- Minimus 2台にXLRで接続
- Silver Minimus 2台にXLRで接続
- 2本のXLRをMinimusとSilver Minim1台ずつに接続
- 1本のXLRをMinimus経由でSilver Minimusにデイジーチェーン接続
- 1本のXLRをSilver Minimus経由で Minimusにデイジーチェーン接続
音源をCDPからアナログに変更します。
Silver Minimus 2台にフォノアンプ(フォノイコライザー?)のXLR端子から接続しますが、CDPの方が変化が大きいですね。
そしてアースケーブルを色々と変更してみます。アー ケーブルの線材によって大きく変化すると、「旬の音本舗福田屋」の福田雅光先生も言ってましたが、この時点でもう疲れ果てており、集中力が続いておりません。開発中の6万円想定のケーブルまで出動しますが、違いはあれど、もうどうでも良くなっていました。曲によってもどの組み合わせが良いか変わってきてしまいますし、選べないよな、と思ってしまいます。
更に更にスピーカーをStirling社の3ウェイに変更します。
Silver Minimus2台に、フォノアンプのXLR端子から接続したのと、フォノアンプのアース端子からYラグでデイジーチェーン接続したもの。うーん、どっちでもイイや・・・。ELACの方が変化が顕著ですが、いやぁ兎に角疲れました。
要は中身の素材と量が問題なのですが、荒川さん曰わく、製造元に問い合わせても詳しくは教えてもらえないそう。結局のところ、Minimus1台では内容物が足りない。TellusはMinimusの10倍位の重量があるけどMinimus2台の方が費用対効果が高い、という結果でしょうか。
参加者には特別価格が提示され、その場でSilver Minimusを2台購入された方を含めて4台が売れていました。お値打ち価格だったのは事実です。でも、買うならSilver Minimus1台+Minimus1台となるのですが、それにしても高額過ぎる・・・。結局諦めました・・・。「その前にまだやることあるしな」と、自らに言い聞かせつつ、その場を離れました。