2016年1月17日日曜日

新たなハイレゾ再生プレーヤーソフト “HYSOLID”

新しいWindows用のハイレゾ再生プレーヤーソフトが出現したようです。
「Gaudio+PCオーディオfan」でオリオスペック(※同店サイトはコチラ)での試聴イベントの紹介がありました(※同サイトの当該ページはコチラ)。不覚にも気付いたのがイベント翌日だったので参加できませんでしたが、早速Newソフトを試してみました。

その名は“HYSOLID”。オリオスペックのブログでの情報によりますと(※情報源はコチラ) 、「“Made in Akihabara” の銘に違わず、オール・ジャパンメイド。しかも、フリーウェアと来ました。」(オリオスペック ブログより引用)とあるように、ソフトを制作したのは岩本町の駅近くにあるアプリ開発会社「コンポーネントデザイン株式会社」とのこと(※同社サイトはコチラ)。
HYSOLID
早速ダウンロードしてみました。
ちょっと変わったソフトで、まずはIDとPassを登録した後、WindowsPCにプログラムをインストールして音楽データ格納フォルダの場所を設定します。後の操作は総てスマホのアプリからです。android用のアプリは未公開なので、iOS用をiPadで入手します。ここで一つポイントが!通常通り「App Store」で“HYSOLID”と検索しても出てきません。ブラウザで“HYSOLID”と入力して検索し、ようやく辿り着きました。(※iTunesプレビューはコチラ
さて、iPadにアプリをインストールして、PCと同じセグメントのWifi環境にアクセスします。そして設定でDACを選択。これで良いかと思いきや、一曲も表示されません。
ここで二つ目のポイント。実は上記のPC側の設定で、音楽データ格納フォルダはNASのフォルダを指定したのですがこれがダメのようです。パスワードが設定してあるとダメだとか。これは不便。仮にPC本体に音楽データを移すと無事接続可能に。

まず、操作性です。
PCは一切いじらず、タブレットをいじると突然音が出るという、 ちょっと不思議な感じです。Maranzのネットワークプレーヤーアプリ「Marantz Hi-Fi Remote」よりずっと操作性やレスポンスは良い感じ。
そして肝心のサウンドは?
いやにハッキリした音です。明瞭快活この上なし。普段はFoobar2000かAudioGateを使用していますが、これと比べてもかなり違います。アニソン系に特化した音質と言う感じでしょうか、高音クッキリ、撥音キリリと言う。ただ、全体に音が軽いです。
まあ、クラシックを聴いてダメと言う訳ではないですが、大好きなBachの無伴奏チェロを聴いても何だかピンと来ない。チェロに限らず、クラシック全般は軽いというか、今一つ迫ってくる感じがないのです。不思議ですね。

PCM(WAV, FLAC)の 44.1kHz~384kHz、DSD(DSF)の2.8MHz~11.2MHzに対応していますし、ASIOとWASAPIの両方にも対応と、機能的には十分でしょうか。上記のように、操作は総てタブレットからしかできませんので、若干戸惑います。特にタブレットがスリープに入った時など、アプリを再度立ち上げ直さないと反応しないようで、焦りました。

まあ、これも適材適所と言うことでしょうかね。

※追補:Akiba PC Hotlineで紹介記事がありました。コチラ