2016年11月26日土曜日

試聴会体験記。iFi Audio のPCオーディオ・アクセサリー!

オリオスペックで試聴会が開催されたので参加してきました。(オリオスペックのサイトはコチラ
「M2tech Evo PhonoDAC Two & iFi Audio新製品各種アクセサリー試聴会」(※同店ブログはコチラ
オリオスペックイベント会場
第一部はオーディオ評論家の岩井さんによる、M2TECHの新製品「Evo Phono DAC Two」(※商品紹介サイトはコチラ)の徹底検証。
同機は「欲しかった機能がすべて備わっている」として、岩井さんの最近のお気に入りのようです。 フォノイコライザー機能を使い、アナログ(レコード)を聴いたり、 384kHzでリッピングしたり。同機の入力インピーダンス・マッチング・コントロール機能がリッピングの際に有効だそうで、しかもリニアに変化させることができるため、気に入った音色でのリッピングが可能とのことでした。
試聴会では同タイトルの別バージョン(アメリカ版だったり45回転だったり)の聴き比べや、同タイトルのCDとの聴き比べ、リッピングソフトやMAC、WINDOWSの違いなど、同じ曲での聴き比べに終始して中々の聴きごたえでした。
終了後にそっとKORGのDSDでのリッピングとの違いをお伺いしたところ、「KORGはMCカートリッジには対応していないし、DSDの音の厚みは素晴らしいし、384kHzのキレも素晴らしい。やはり適材適所。」とのお応えでした。

そして第二部はいよいよ「iFi Audio」の出番(※同社サイトはコチラ)。
「新製品発表会」と銘打って、様々な新製品について紹介がありました。
列挙すると、
  1. iDSD Black Label:シルバーで統一された現行の同社製品とは異なり、その名の通り真っ黒。今後は、バッテリー内蔵製品は黒。バッテリー無しの製品はチタン色にして行くそう。「変わるかもしれませんが」とは代理店の方の弁。詳しくは同社ブログ(※コチラ)で。発売は年内に何とか、といった感じ。
  2. iEMatch:3.5mm4極を3極に変換するものだそうで、まだ詳細は不明。試作品もなし。
  3. nano LE:nano iDSDがシリーズ化されるそう。同じデザイン、サイズで簡易版としてでてくるのが「LE」で、機能を削除して半額近くの低価格で出てくるよう。また、Wifi 搭載機や薄型なども予定されているそうです。
  4. micro iTube2:これも試作機がありましたが、すみません。詳しくは忘れてしまいましたが、上記のように、現行のシルバー色ではなく、チタン色でした。
  5. フラッグシップDAC:これは写真だけだったのですが、「フラッグシップとは言え、3ケタにはならないと思う」とのこと。正面に周波数が表示されるのですが、「言えないけどこれが驚くべき数字になる」そうで、さて、どのような機能を搭載するのやら。
  6. ヘッドフォン&イヤホン用リケーブル:プレゼン資料には記載がありましたが、殆ど説明なし。
といった感じ。一部Philewebで紹介されていました。(※コチラコチラ

さてさて、そして私が待ちに待ったのが、
左:iSilencer、右:iDefender
「iSilencer」と「iDefender」なのです。
写真だとUSB変換ジャックのようですが、実物も割とちゃっちい感じ。
「iSilencer」のパッケージに記載の機能は、
  1. Active Noise Cancellation® technology
  2. Reduce jitter + packet errors
  3. REbalanse® the USB signal
  4. USB3.0 technology for optional transfer
一方の「iDefender」のパッケージには、
  1. Breaks noisy ground-loops Significantly reduces system noise floor and makes for better dynamic contrast, warmth and resolution
  2. Disconnects the USB Power from the PC and replaces it with a clean external power(optional iPower® 5V for ultra low-noise)
  3. USB3.0 port technology - most advanced and highest USB specification
とのことでした。
iDefender3.0 パッケージ裏面
おススメの使い方は、両機種を繋ぐこと、「iDefender」に「iPower」を使うこと、そして
「iSilencer」を総ての空きUSBポートに差すこと、だそう。
両方、税込みで7,000円程度で、オリオスペックの方が「発売はそれほど遠くない」と言ってました。
肝腎の試聴ですが、あるにはあったのですが、何だかバタバタしていて落ち着いて聴かれませんでした。パッと聴いた感じでは確かにクッキリして聴きやすくなっていた感じ。

「iFi Audio」の考え方は、一台一台は比較的手ごろな価格で、グレードアップしたければ買い足して合体させるということで、確かにMicroシリーズにはスタック用のラックもありますね。「iSilencer」と「iDefender」も繋げて使ってというものの、接点は何だか不安です。

話は変わりますが、イベント前に「サウンズ・ナカムラ」の前を通ったのですが、シャッターは閉まり、看板も無く・・・。心配になって、中村さんケーブルを良く使っているオリオスペックの方に聞いてみましたが、お元気のようでホッとしました。今回の試聴会でもUSBケーブルもLineケーブルも中村さんケーブルでした。何はともあれ楽しいひと時だったなぁ!