2016年10月2日日曜日

艱難辛苦の末に、C.E.C.ベルトドライブプレイヤー+DACを満喫。

CDは購入して即リッピングというやり方だったが、物欲ムックリ。
それはC.E.C.のCDプレイヤーTL53Zの佇まいに惹かれたから。(※商品ページはコチラ
C.E.C. TL53Z(同社サイトより)
幅20cm近くしかなく、ドライブへのアクセスは蓋を手動でスライドオープン!スタビライザーを載っけてベルトドライブ。うーん、手がかかるし一々面倒。でも惹かれる、止められない。
で、結局同社製DAC DA53も入手するに至った(※商品ページはコチラ)。理由はAES/EBUの効果を味わいたかったから。物欲イッキ!
AES/EBUも装備したDA53の後ろ姿(同社サイトより)

両方共にオークションでは比較的価格が抑えられている。
TL53Zが237,600円のところ57,240円、DA53は85,300円のところ20,000円。頻繁には登場しないがコンスタントに登場するのでこまめにチェックを。

そうして手に入れたセットを組んで、さあ音出し。ところがデジタル(RCA)は音が出るのにXLRは無反応。新たに入手したWire WorldのXLRデジタルケーブルが悪いの?焦って変換ジャックやらアナログXLRケーブルやらを駆使して試すも結果は同じ。どう考えてもCDプレイヤーのXLR端子から信号が出ていない。幸い、落札したのがビックカメラからだったので連絡したところ、確認するから返送しろと。(箱は廃棄してしまったので結局池袋までハンドキャリーしたのだが)
私なりに“不具合間違いなし”と自信をもって返却したのですが、数日後の回答は意外にも「メーカーのテストでは問題がない」と。そんなはずが…と冷や汗。送り返していただき、再度セルフチェック。いやいや、どう考えても出力してないでしょう。もしやと思い、新しいAES/EBUケーブルも買ってみたけど結果は同じ。私の実験法に問題があるのかしらと、再度サービスに実験法について問い合わせしました。すると「DACもケーブルも合わせて送って欲しい」の一点ばり。わたしとしては、またも「問題なし」という結果では申し訳ない、という思いなのだが、致し方なく纏めて送付して回答を待った。

その結果、やはり機器側のトラブルだったそう。
「AES/EBU端子の2番ピンの直角に曲がっている個所が破断していた」とのこと。何故、症状の再現・非再現があったのかについては、DACの機種によって「2番ピンが破断していてもコンバーターの信号検出方式の違いにより再生できる」のだそう。DA53は“再生できない”方だったのだとか。
結局、端子を交換していただき、無事バランスケーブル2種でも正常に再生したとのこと。一本買い足して損したけど、まあ当方に間違いがあったのではなくホッとしたし、修理していただき有難かったということで、まずはめでたし。C.E.C.のサポートの方、ありがとうございました。偶々出品者がビックカメラであったが故に、サポートも動いてくれたのでしょう。オークションの危うさを感じた一幕でした。

見た目やスライドドアの感触は満足。驚いたのはリモコン。何しろデカくて重い。凶器になるほどの重量感。電池交換蓋もねじ止めという凝りようには驚かされた。
さて、改めて音出し。
「骨太であり、且つ、歯切れが良い」というのが第一印象。

さて、第二のポイント、RCAデジタルとの違いや如何に。
INFRANOISEのクロックレシーバーCCV-5経由の音なのだが、比較すると、微差ながらAES/EBUの方が骨太感が増す。うん、良いかもしれません。

話は変わって、偶々、逸品館のサイトで中古の「サウンドリマスターRMS-1000」なるものを見つけてしまった(※同店の評価ページはコチラ)。INFRANOISE製で、95,000円のところ32,000円。曰く「音が生まれ変わる」。良いじゃないですか。
インフラノイズ社 RMS-1000(同社サイトより)
“Session”と“Ensemble”という切り替えがついていて、曲によって切り替えができる。前者は“歯切れ重視”、後者は“響き重視”と言ったイメージの違いが明確に出ます。とは言え、格別音が良くなるとは言い難いところで、ま、そんなものかな・・・。
ついでに、CHORD Cadenza.REFERENCE 1.0m、45,360円のところ12,399円もオークションでゲット。何がついでだかも解らなくなってきました。

奇しくも、東京インターナショナルオーディオショウで素晴らしいシステムの音を聴いた後に我がシステムを聴いてみれば空しくなるばかり・・・。オーディオへの散財にもそろそろ打ち止め感も出てきたような。