メインは振動を抑える新素材「ネオフェード・カーボンマトリックス3層材」。機能性ポリエステルをベースにした制振材をカーボン板でサンドしたもの。不要振動を素早く制すると共に発生電流も流してしまうそうな。
この素材を使った製品は、コンセントプレート、電源ボックス、オーディオボード、インシュレーターと多岐にわたる。
先ずは、ケーブルはクリプトン製だが、いかにも安っぽい2口電源ボックスのアルミのコンセントプレートを新素材のCP-HR10(※同社販売ページはコチラ)に交換。(曲はマーラー3番)
HRコンセントプレートCP-HR10(同社販売サイトより) |
次にケーブルを全てクリプトンのPC-HR1000M-Triple C(※同社販売ページはコチラ)に交換。(曲はトムジョーンズ)
これもボーカルが明瞭になるし、イントロ部のドラムもクッキリするしで言うことなし。
続いて電源ボックスをPB-HR500(69,800円(税別)※同社販売ページはコチラ)から、上板を新素材にした新製品PB-HR1000(150,000円(税別)※同社販売ページはコチラ) に交換。
これは思いの外変化はなかったのですが、まぁ順当な変化といったところでしょうか。クリプトンの電源ボックスはもれなくフィルターが入るので、敬遠気味というのが正直な思いです。試聴会では折角フィルターのコトを説明されていたのですが居眠りして聞いてませんでした。すみません・・・。
続いてはCDPの下に新素材を敷き詰めたオーディオボードAB-HR5(70,000円(税別)※同社販売ページはコチラ)を敷きます。(曲はホテルカリフォルニア)
ぼやけた音像がクッキリ。見事に余韻が蘇ります。寝ぼけていた頭もスッキリ!目が覚めました。
さらにインシュレーターをIS-HR50(38,000円(税別)※同社販売ページはコチラ)に。これは背が高いモノで、プレイヤー本体のインシュレーターを介さないセッティングが可能です。今度は高域の綺麗さが際立ちます。価格を考えるとオーディオボードの前にこちらを試すべきかもしれません。クリプトンの方がボードやインシュレーターで「10万円のCDPが30万クラスになる!」と豪語されてました。
続いてUSBケーブルです。
クリプトンが特許取得しているデュアル構造。電源系とデータ系を完全分離して影響をなくしたモノで、0.5mで38,000円(税別)(※同社販売ページはコチラ)もする。現物を見ると、しっかりしたケーブルで2つの線の間にはセパレーターをかまし、手作り感満載。
クリプトンのデュアル構造(同社販売サイトより) |
「一番売れている単線のUSBケーブル(メーカー名は分かりませんでした)」と比較します。実はこのケーブルが8,000円のために、無理して価格を合わせたそうです。(曲は彼の月の光)
いやはや、余韻が全く違います 。以前、麻倉先生の試聴会でお聞きしたように「響き命」の曲だけに、この変化は重要なポイント。実は試聴会後に一本予約してしまいました。早ければ来週月曜に入荷だそうです。
因みに人気のポタアン用の15cmバージョンもラインナップしてます。
USBケーブル購入は予定外の出費でしたが、やはり試聴会は楽しい!