講師は炭山アキラさんと、オヤイデの「みじんこ」こと荒川さん、AETは同社のカタログの裏表紙でも紹介されている小原さん。なんと、AETとオヤイデ電気のコラボによるケーブルアクセサリー試聴を行うというスペシャルイベントです。(下記各製品はそれぞれのサイトで参照ください。※オヤイデはコチラ、AETはコチラ)
プリアンプ、パワーアンプ、CDプレイヤーはLUXMANのそれぞれ1,188,000円コースで、スピーカーはB&Wの新製品94万円という豪華な布陣。
筆記具を忘れてしまったので記憶を基に記載するので順序等の誤りはご容赦いただきたいのですが、手順は以下の通り。(価格は総て税別です)
1. 送出機は総てLUXMANの純正ケーブルで、CD→プリはMonsterCableのお安いRCAケーブル、プリ→パワーはアクロリンクのXLRケーブル、スピーカーケーブルはカナレの安そうな物。(総てクオリティ的には優秀な物との炭山さんの言)。スピーカーは金属製スタンドに直置き。
⇒良い音です。 (なんと普通な感想・・・)
2. CDの電源ケーブルをオヤイデの「BLACKMAMBA-Σ V2(26,000円)」に
⇒オヤイデらしいどっしりした音。(↗:以下、効果の加減を記号で表します)
3. プリの電源ケーブルをAETのエントリー機種「EVO-1302S AC(1.8m 18,000円)」に
⇒音に張りが出て好ましい変化(↗↗)
4. CD→プリのRCAケーブルをオヤイデのエントリー機種「PA-02 TR V2(1.0m 10.700円)」に
⇒これまたどっしりオヤイデらしく変化(↗)
5. CD→プリのRCAケーブルをAETのエントリー機種「EVO-0402SHRF(RCA)(1.0m 6,000円)」
⇒AETの方がスッキリして聴きやすい(↗↗)
6. プリ→パワーのXLRケーブルをオヤイデのリファレンスRCAケーブル「TUNAMI TERZO RR V2(1.0m 24,800円)」に
⇒おお、これは音に厚みが出てしかもスッキリしていて凄く良い(↗↗↗)
7. プリ→パワーのRCAケーブルをAETの一つ上の「EVO-0605SHRF(RCA)(1.8m 36,000円)」
⇒残念ながら、先程のオヤイデに比べると音が薄い(↘↘)
8. スピーカーケーブルをオヤイデのYラグ「TUNAMI Ⅱ SP-Y V2(2.0m 48,000円)」
⇒まあ、定石通り良くなった(↗)
9. スピーカーケーブルをAETの「EVO-1302S SP(2.0m 36,000円)」
⇒好き好きかなぁ(→)
10. インシュレーターとしてオヤイデのマルチベース「INS-BS(8,200円)」
⇒おお、低域が締まるし張りも出た(↗↗)
11. 上記にオヤイデのINS-SP(1,800円)」をプラス
⇒少しスッキリしたかな(↗)
ここでちょっぴり実験です。
インシュレーターの設置位置を端から少し中の方に移動。すると音がダレる。炭山さん曰わく「スピーカーの底も共振している。面設置のインシュレーターの場合は中の方に置くと共振が抑えられ低音が響かなくなる。できるだけ端に置くのがポイント。」とのこと。
12. インシュレーターの上にハメ込んだオヤイデのINS-SPをAETの「SH-2007HBA(2,400円)」に。なんと径がピッタリ(偶然だそうです)。
⇒あらま、変わった。音が少し"来た!"という感じになった(↗)
13. インシュレーターをAETのスパイクSH-3009S「(12,000円)」とベース「SH-3009B(12,000円)」
⇒まあまあ、よりスッキリ傾向かな(↗)
さて、ここでも設置位置の変更を試みます。「スパイクは平面タイプと違って位置の影響が出にくい」と炭山さんは言っていたが、やはり微妙に違いが出る。やっぱり「できるだけ端」が良い!
14. パワーの電源ケーブルをオヤイデのリファレンス機種「TUNAMI GPX-R V2(1.8m 36,000円)」
⇒うーん、大差ないけど少しは(↗)
15. プリの電源ケーブルをオヤイデのスペシャル「TUNAMI GPX-R V2のプラグとコネクタを「M1/F1(各23,000円)」に変更した物に。ハウジングの素材を変えたモノだそうですが高価です。
⇒価格程の違いはないような・・・(→)
16. CDの電源をAET「EVO 1304F AC(1.8m 36,000円)」
⇒おっ!より音のクリアさが出て来た(↗↗)
17. ここで最高峰の電源ケーブル登場!CDの電源をAETの最高峰「EVIDENCE AC HR(1.8m 420,000円)」に。ここですかさずオヤイデ荒川さんがCD→プリのRCAケーブルをリファレンス機種「TUNAMI TERZO RR V2」に変更。
⇒RCAの効果は前述のように明確にあるものの、電源は価格程の違いが出ているとは思えず・・・(→)
何はともあれ、めでたく最後が本日の中ではベストな音の組み合わせになりました!
もの凄く大雑把に言うと、エントリー機種は、オヤイデ重厚、AETスッキリ溌剌、という感じでしょうか。
本日私が気になったのが、
・電源ケーブル:AET「EVO 1304F AC(1.8m 36,000円)」
・RCAケーブル:オヤイデ「TUNAMI TERZO RR V2(1.0m 24,800円)」
・エントリーRCAケーブル:AET「EVO-0402SHRF(RCA)(1.0m 6,000円)」
・インシュレーター:オヤイデ マルチベース「INS-BS(8,200円)」+AET「SH-2007HBA(2,400円)」
と言ったところ。スピーカーケーブルは、うーん・・・。
最後にオヤイデの荒川さんと、AETの小笠原さんが感想として、オヤイデの素材がPCOCCから102SSCに変わったことで、音の傾向が両社似てきた、とのことでした。コラボが聴けて非常に楽しかったです。
因みに、雑情報ですが、AETの最高峰ケーブルEVIDENCE AC HRの日本で売れる数の半分はヨドバシさんで売られているそうです。凄いですねぇ。
長々と記しましたが、コストと効果はリニアな変化ではないことが良く解りました。当たり前ですが。
さて、本日の参加特典!
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