2015年10月10日土曜日

コンパクトなSACDプレイヤー探しの旅路の果てに。

SACDが欲しくなった。
既述のようにYamahaのユニバーサルプレイヤーは所有している(※顛末はコチラ)のだが、無性に欲しくなったのだから仕方ない。
セレクト条件の第一はコンパクトなこと。絶対条件。奥さんに見つからないように。
すると、DenonのCX3辺りがメジャーどころではある(※Phileweb Databaseはコチラ)。他にはないかと物色してみると、選択肢は少ないし中古狙いとなってしまうが、SONY SCD-X501(※Phileweb Databaseはコチラ)。その他、お手軽で中古が出ている、ONKYO DV-SP205(S)(※同社サイトはコチラ)。そして、それより音が良いとの評判のONKYO DV-SP155(S)(※同社サイトはコチラ)。この辺りが省スペースタイプでは有力候補。
一方、薄さ追求でも良いかもと調べると、ソニーやパイオニアから4.5~6.5cmの高さのユニバーサルプレイヤーが。 薄型のユニバーサルプレイヤーは音質的には難しいかと思ったのも事実。

と、逡巡する中、ひょんなことから逸品館の中古で発見したDV6600/KAI (※同店サイトはコチラ)。逸品館チューンだったら良いかも。サイトでも「このクラスでは避けられない、いわゆるデジタル臭さと呼ばれる「硬さ」「平面的で音が広がらない」「細かい部分が再現されない」などという悪癖は完全に解消し、AIRBOWの高級機同様のリラックスした自然な音で音楽を心ゆくまでお楽しみ頂けます。(同店サイト DV6600/KAIページより引用)」。おお、これは期待大!しかも中古で2万円台。よしっ!と思っていたら続いて出現したのがDV6001/KAI(※同店サイトはコチラ)。同店の質問コーナーで社長が語っていたのが「高域が前者、中域が後者」とのこと。高域が益々厳しくなる(年齢的に)私だけに、チョイスはもちろん後者。AIRBOWのインシュレーター“Switch Leg”(※同店サイトはコチラ)を装着し、専用高音質電源ケーブル CPSC-M/1.25mを付属したのあ「コンプリートパッケージ」だが、出品されていたのは電源ケーブルが欠品したもので、36,800円也。お買い得 !! で、ポチっ。
DV6001/KAI(同店サイトより

さて、届いた現物はズッシリ重く、安っぽくなくて良い感じ。電源ケーブルはProcable推奨のMonsterCableの非メッキのメガネケーブルにしました。
いそいそと試聴。え?面白くない音・・・。薄っぺらで深みが無い・・・。やっぱり薄型のユニバーサルプレイヤーはこんな物?元々が47,250円(マランツが発売時の標準価格)だから仕方ない?
KORGのポータブル1bitレコーダーMR-1でダビングしてみてもやはりスカスカ。

不安を抱えつつ、ちゃんとセットして(隠して)再度チャレンジ。
比較は以下で。
  1.Airbow SACD DV6001/KAI
  2.PS3によるSACDリッピング
  3.DSDレコーダーMR-1(プレイヤー Yamaha DVD-S2500)
  4.DSDレコーダーMR-1(プレイヤー Airbow DV6001/KAI)
  5. CDリッピング
順位は御想像通りでした。
1.>2.>4.>3.>5.
何のヒネリもなくて恐縮ですが、実際にそうだったので仕方ない。
DV6001/KAIは最も情報量が豊富で奥行きありました。先の試聴はSACDの盤そのものがプアーだったようで、一安心。同じMR-1のダビングでも違いはありました。そりゃあプレイヤーの志向が影響しますわな。

DV6001/KAIは結構満足。この価格で昨今のやすものプレイヤーのような軽くて物理的なスカスカ感がなく財貨感もあり。
音も表情豊かで、ノイマンのモルダウの管と弦の絡まりやうねりがゾクッときました。やっぱりSACDはプレイヤーで聴くのが一番かな。