一つ目はスピーカー。
伝統の三菱DIATONE。
StereoSoundの小原先生の記事(※記事はこちら)で絶賛しており、ちょうど同社が九段下に造った視聴室(※同社サイトはこちら)での集いがあったので出向いてみた次第。
試聴会場の様子 |
司会の方が最も力説していたのが「スピーカーの歴史は振動板の素材の歴史」と言うこと。振動板のベストはダイヤモンドで、音速10,000m/秒に達するのに対して、今回開発した素材はNano Carbonized high Velocityで6000m/秒だという。(良く解らないのだが)
試聴素材はボーカルものやJazzのトリオやオーケストラでリッピングデータやCD、アナログと様々。さてさて、先陣を切ったのは女性ボーカル・・・うーん、綺麗だけど薄べったい感じ。色気も感じられない。続いてトリオ・・・スネアやシンバルの響きがやけに良いしピアノも弾ける。次に男性ボーカル・・・うーん、これも面白みに欠けるなぁ。そしてオーケストラは管楽器の響きはキリッとしている、し過ぎている。ちょっと疲れるかも。(あくまで個人の感想です・・・)
カーオーディオとの関連で16cmのウーファーなのだが、エンクロージャーは意外に大きい。アンケートで「販売したら購入したいか?」という項目があったが、「いいえ」と答えた私。ごめんなさい。(あくまでも、あくまでも個人の感想です・・・)
次の日はAudio Unionアクセサリー館での試聴会。AiTECのスタビライザーΛ8.24のデモだ(※同社サイトはこちら)。AiTECといえば私も同社の電源フレッシャーΛ5.35の愛用者のはしくれ(※過去記事はこちら)。しかも村山さん(株式会社ポーカロ・ライン代表取締役 村山貞雄さん(※同社サイトはこちら))も関係しているとあっては行かない訳にはいかない。
機器の下に見える青いモノが今日の主役 |
CDPとアンプとタップの下に製品を設置してあり、有り無しでは確かに違いがあります。若干大人しくなる傾向がありますが、兎に角、耳あたりが優しくなります。「音場が全く違う」と社長は力説してましたが、個人的には耳あたりの方が違いを明確に感じられた。特に効くのは電源タップのようです。「for Digital」と称してますが、アナログプレイヤーにも効果はありました。パソコンやNAS、ハブにも効果は抜群で、「リッピングの音がよくなる」とか。
実演後に「コレがあれば仮想アースが要らなくなる?」と聞いてみたところ「私が言ったとなると問題になる」との回答で、まぁ、言っちゃってるも同然ですが。製品が3個入りなのも2万円以内にしたかったからのようです。見た目は今ひとつですが、削り出しで、コストがかかっているそう。意欲作ですね。
ついでに電源フレッシャーとΛ3.16のデモもやっていただきました。「三製品の効果の方向性は総て同一」と社長の言。電位を揃え、キチンと電気がお仕事出来るようにするのがAiTECH製品なのだそう。例えば電源フレッシャーは、電圧と電位のタイミングを整えることで力率を上げ、両者のズレにより必要となる無駄なパワーアップを抑え、無駄なパワーアップの結果発生する電磁波を抑えるのが仕組みだとか。使っていながら何も知らなかったです。設置するのは堅い場所に直置きが良いそうで、帰宅したらインシュレーターを外さねば!
次に不可思議なΛ3.16(※公式サイトはこちら)の登場です。お店に開梱したものがないと知るや「パッケージに入ったままでも効果がある」と宣う。無造作にパッケージのまま、ビニール包装のままでラックの前の床に無造作に置きます。通常15秒程度で良いところを30秒待って試聴。微妙ですが、確かに音圧が上がったような・・・。社長曰わく「パッケージのままだから効果は1/3以下ですね」と。うーん、解りません。「オカルトグッズと言われる」と社長は言ってましたが、正にそういった心境でした。Λ3.16が10万円以上ですから、そのノウハウも入れ込んだΛ8.24はお得と言うこと・・・?不思議だけど面白そうな商品です。