2015年6月28日日曜日

制振を司るために。

今回もaudiounionアクセサリー館の第7回オーディオアクセサリー・リレー試聴会のトリを務めるサンシャイン(※同社サイトはコチラ)の会を聴いてまいりました。

以前、アコースティックデザインシステムさんの試聴会(※コチラ)で社長が「一番大切なのは足下!」と力説したのが頭に残っていて"制振"には興味津々。

さて、今回の試聴会は、実は「辞退しようと思っていた」とサンシャインの方が仰っていたように、特に新製品もない中、様々な制振グッズを試します。
ソースは総てノラジョーンズの同じ曲のさわり部分。

1.最初にスピーカーにマグネシウム超薄型制振シートV50とB-50を重ねます。
→ああ、確かに音がクッキリしましたね。
2.次にマグネシウム製大型ベース(インシュレーター)S4 4つをスピーカーの下に。
→ん?音は変わったけど、好きな変化じゃない。音像が柔らかくなった。最前列の方も似たような感想を漏らしていました。
3.ではと、Mg SPENCERを追加。
→確かに低音が増強。でも最初の、シートだけの方が好きかな。
4.マグネシウムベースを3つに変更。
→変わったけど微妙。でも少しだけクッキリしたからコチラの方が良いかな。
5.CDプレーヤーの下に超薄型制振シートとマグネシウムインシュレーターS1+S2。
→だんだん音が大人しくなっていく印象。我が家と同じジレンマに陥っている感じ。
6.CDプレーヤーのインシュレーターをS4に変更。
→音量が上がったと感じるような変化。
7.プリアンプの下に超薄型制振シートとマグネシウム製大型ベース(インシュレーター)S4を装着。
→微妙に変化。
8.同じくS4をパワーアンプの下にも。
→さらに変化の度合いは減る。
9.「Mg SPENCERをラックの下に敷くと効果が高い」と仰って、ラック(Quadral)の足下に。
→音像はハッキリしたかな。S4よりMg SPENCERの方に興味があるかも。
10.展示の都合上、台車に乗っていたパワーアンプの下にS4を積み重ねて車輪を浮かす。
→まあ、確かに変化して、サンシャインの方は満足げだったけど、既に高価そうなボードが敷いてあった故に変化はそれほどでも。費用対効果ではどうだろう・・。

といった具合でした。まあ、面白かったですけど。
サンシャインの方曰く、現在、中国、韓国での営業が忙しく、日本の売り上げの3割程度にはなってきているそう。それが落ち着いたら、安くて効果があるアクセサリーに挑戦するとか。また、 超薄型制振シートVシリーズのアーシングコード V1をAやBのシリーズにも付けられるよう加工サービスも検討中とか。
質疑応答の中で、制振シートを二枚重ねしていたが、二枚重ねた方が良いのか、ならば最初から重ねた製品は出さないのかと質問があった。サンシャインの方は「良いものであれば重ねると効果は上がる。良くないものだと酷さが倍加する。重点項目として重ねたものの商品化に取り組みたい。」とのことでした。

さて、試聴会の最大のお楽しみ、即売会。今回はマグネシウム製大型ベース(インシュレーター)S4のB級品(塗装ムラ)を半額。実はさしあたってインシュレータは不要なのだが、つい買ってしまいました。殆どの来場者が買っていた感じです。

ついでに、中古品であった超薄型制振シートA-40(3,780円のところ1,880円)と、GutWire社の高分子ゲル・ノイズスタビライザーNotePad2(4,298円のところ1,500円:※公式サイトはコチラ)も購入。
高分子ゲル・ノイズスタビライザーの効果や如何に!はい。お察しの通り、何の変化もありませんでした・・・。

あそれから、前日はステレオサウンド社の"DiGi Fi (※公式サイトはコチラ)"主催のイベントが五反田で小ぢんまりと開催されていました。(※紹介記事はコチラ
会場内の模様
8月売りの号ではフルレンジスピーカーが、11月売りの号ではハイレゾ対応スーパーツィーターが付録になるようです。会場では、DiGI Fiの付録用のアルミケースを製作されているN2 Factoryがアルミケース群を出展されていましたが、その中で、8月と11月に予定されているスピーカー用のケースも参考出品されていました。スーパーツィーター用の物は、台座も付いていてカッコ良かったですよ(上記紹介記事で奥の方に写っている円筒形の物がそれです)。1万円程度を目標としているそうで、楽しみです。

2015年6月7日日曜日

異種スピーカーケーブルを繋ぐ!~ケーブルダイレクトジョイント

メインシステムから外された、musicaのパワーアンプ+パッシブアッテネーター、そしてスピーカーケーブルaudioquestのCV-4.2。その収まりどころは、スーパーツィーターYL音響に決めました。YL音響の古いツィーターにはアナログアンプが似合うと言われているし、CV-4.2は単線らしいストレートな音なので高音域には効果を発揮するかなと期待を込めて。
さて、ここで問題が。新たなレイアウトでは、CV-4.2の長さが足りない。折角のお高いケーブルが・・・。で、ここで思い出したのが、逸品館のJOINT-Sleeveに関する記述(※コチラ)。。曰わく「スピーカーケーブルの末端(スピーカー側)に高級スピーカーケーブルを継ぎ足すと音が良くなるって知っていました?」と。「継ぎ足す長さは20~50cmでオッケー!です。相当なグレードアップになります。」・・・興味津々。とは言え、オススメのJOINT SLEEBはケーブルを束ねてかしめるもの。折角の美しいaudioquestの先をかしめてしまうと復旧が難しいし・・・。で、発見したのがコチラ、「ケーブルダイレクトジョイント」なるもの(※コチラ)で、一個1,000円也。

(M&M Design社販売サイト"インパルス"より)
カーオーディオの会社のようですが、クオリティの高い部材を提供されているそうです。Yラグやバナナプラグと同じ構造ですから、素材がしっかりしていたら良いかもしれないと思ってポチリ。送料込みで3,920円也。
木口は薄いですがネジ部は若干肉厚に
現物の第一印象は「思いの外“肉薄”」でしたが、よく見るとキチンと造ってあります。ネジのガタつきもなく、しっかりとフォールドしてくれます。ロジウムメッキのようです。
では、延長するケーブルはどうしよう?単線の良さを殺さぬよう、余りに硬くてお蔵入りしていたアコリバのスピーカーケーブル(販売終了したPCOCC-Aのもの)を活用することに。贅沢なカップリング。絶縁チューブをヨドバシAkibaに買いに行ったら、チューブはなく、アコリバのカーボンシールドメッシュチューブしかなく、3,240円(勿論10%のポイント)と、思わぬ出費。
結局はまた、無駄な出費で高い買い物になっている何時ものパターン。学習効果なし。

で、肝心のサウンドは?
「高音が良く出ます」
幼稚な表現で恐縮ですが、これに尽きるかもしれません。高域がものすごく良くなったかと言うと、曲によってツマミの位置を変えないと嫌味になったりしますし、大満足とはいかない感じ。但し、「高音が良く出ます」。
完成度が高いスピーカーを使うと、スーパーツィーターやらサブウーファーといった補助装置はやはり脇役ですね。当たり前の事実に納得。

で、ついでのお買いもの。ヨドバシAkibaの楽しいアウトレットでREQSTのRCAケーブルを発見。1mのZ-LNC01(※同社サイトはコチラ)。12,600円が5,980円(これまた勿論10%ポイント)。お買い得!1.5mの分がもう一本ありました。欲しい方は急げ!
さぁ、コチラもサウンドは?若干、ほんの若干、中低域がふくよかになる感じ。本当にほんの少し。
これまで使っていたISODAケーブルと傾向が似ていて、交互に切り替えているうちに、どっちがどっちか解らなくなってきた。その程度の違い。

うーん、今回は微妙な結果に。