オーディオルームや防音室作りをされている「アコースティックデザインシステム」さんの主催。
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どうせ空いてるだろうと思って40分前に連絡したら「お一人だけなら」とのこと。後で伺ったら予約段階でお何名も断りしたそうで、大変失礼しました。
会場の同社試聴室はこぢんまりしていて10名程度で満杯でした。
オーディオみぢんこの荒川さん(※ブログはコチラ)や、disk union(たぶんJazz館?)の店長さん、Philewebをはじめとした音元出版のメディアの責任者の方、オーディオ評論家の村井さんと、豪華な布陣。
さて、試聴会は、分電盤から4m引っ張った4種類のケーブルそれぞれの音をブラインドで3曲聴いて◎○△✕で採点するというもの。
このような構成 |
・VVF1.6(一般的に屋内配線に使われている80円/m程度の線)
・EEF2.0(被膜を環境にやさしい素材にしたもので、上記より少し高いだけだそう)
・CV14(太い径のより線)
・102SSC(本日の真打ち。小柳出さんの渾身の一作。※リリースした技術情報のPDFはコチラ)
さて 一本目。まあ良い音。でも硬いし響きがない。二本目。お、響きが違う。思った以上に違う。ふむふむ、三本目。おお、これも良いね。さっきのとは微妙だけどこっちかなより良いのは。最後は・・・これまたぶっとい音。
ってな感じで聴いて行きます。個人的には、一本目は何かと不利という点を除いても、やっぱり物足りなさが残る。二つ目は無難。三つ目は、多分これが小柳出さん。四つ目はぶっとい音だけど響きが嫌い。
この4つを抜き差ししたそうです。 |
で、全員の評価結果は、一つ目は圧倒的最下位。それ以外も私と同じ順位でした。
で、正解は、
・一本目:VVF1.6
・二本目:EEF2.0
・三本目:102SSC
・四本目:CV14
大正解!
それにしても、価格を考えるとEEF2.0は、コスパが良いかも。
そして何と、荒川さんともう一人の小柳出の方、お二人とも自社製品を外してしまったとのこと。荒川さんは二本目だと思ったそうで、それだけ僅差ではあるのです。私はピアノとバイオリンの曲だけは僅差で二本目を◎にしましたもの。
いやあ、やっぱり変わるものですね。たった4mでも。でも、屋内配線を変えられない既設マンションでは、結局コンセントとタップを変える以外に方法はないんですよね。先日のアコリバさんの屋内配線と比べてみたい・・・。
実はこのあと、第二部はトランスの有り無しの比較だったのですが(電研精機研究所のノイズカットトランス ※コチラ)、トランスを入れると確かにクッキリして押し出しは強くなりますが、私は無い方が好きですね。ちょっと疲れる感じがします。
さて、今回の主催が部屋づくりの会社ですのでそのあたりの社長の話を。
・オーディオで聴いている音は、直接音が50%程度。リスニングポイントによっては70%が反射音。
・床や壁も共鳴するから、素材によって音は変わる。
・部屋づくりの基本は天井、床、壁をしっかり作ること。特に床が重要。
・部屋の3辺の比率も重要。整数倍の比率はNG。
・キチンと部屋づくりをすれば、小型スピーカーでもキチンと鳴る。
ということでした。
確かにこちらの試聴室は響きすぎず籠もらず、人がしゃべる声も自然な音でした。
楽しかったのですが、社長の話が長すぎ。一番奥に座ってしまったので帰るに帰れず、まいりました。